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世界中のランナーと追跡者から逃げろ ランニング企画「Wings for Life World Run」5月9日開催

脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を目的に、全世界で一斉にスタートするランニングイベント「Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)」が、5月9日にアプリランで開催される。

「Wings for Life World Run」が、5月9日に開催される【写真:Jason Halayko for Wings for Life World Run】
「Wings for Life World Run」が、5月9日に開催される【写真:Jason Halayko for Wings for Life World Run】

スマホを使ったアプリラン、世界一斉スタート

 脊髄損傷の治療方法発見に取り組む研究への資金助成を目的に、全世界で一斉にスタートするランニングイベント「Wings for Life World Run(ウィングス・フォー・ライフ・ワールドラン)」が、5月9日にアプリランで開催される。

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 レッドブルがサポートする「Wings for Life(ウィングスフォーライフ財団)」による同イベントは今年が開催8回目。世界的な公衆衛生の状況を考慮し、所定のコースを走るフラッグシップランは来年以降に延期となるが、スマホを使って普段走っているコース上を走るアプリランで開催される。

 通常のランニングイベントとは異なり、世界中のランナーが一斉にスタートするだけではなく、ゴールがない。スタート30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡者がスタートから走りだし(アプリ上ではバーチャルのキャッチャーカーを表示)、参加者たちを追いかける。キャッチャーカーは最初はゆっくり走るが、所定の時間ごとにスピードアップ。キャッチャーカーに追い抜かれた時点で、参加者はレース終了となる。

 参加登録者は全世界で既に5万人以上となっており、今も日々増え続けている。新型コロナ禍により、人と一緒に走る喜びを味わえない日々が続く。ゴールデンウイーク明けのお勧めランニングイベント。アプリで世界中のランナーと繋がり、ともにキャッチャーカーから逃げる楽しみを味わってはいかがだろうか。

「Wings for Life World Run」は2014年にスタート。日本では2015年と2016年に滋賀県高島市でフラッグシップランを開催し、2015年に渡邊裕子さん(56.33キロ)、2016年に吉田香織さん(65.71キロ)の2名が女子世界チャンピオンに輝いている。参加費の全額と同額が「Wings for Life 財団」に研究助成費として寄付される。2019年は72か国・313都市(その内フラッグシップ・ランは12会場)で開催し、12万人以上が参加。350万ユーロが脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究支援に使われている。

 【大会概要】

 ◆大会名称:「Wings for Life World Run」
 ◆日程:5月9日(日)
 ◆スタート:日本時間午後8時(UTC協定世界時午前11時)
 ◆開催場所:自身のランニングコース(Wings for Life World Run アプリ使用)

 なお感染予防対策を行った上で、グループ・アプリランの開催も予定されている。

 ◆参加資格:大会当日満18歳以上(ハンドバイク不可・生活用車いす可)
 ◆参加費:2700円(税込)、公式サイトにてエントリー受け付け中
 ◆主催者:Wings for Life World Run 実行委員会
 ◆備考:参加費の全額と同額を Wings for Life 財団に寄付する。

 詳細は公式サイトまで。

「Wings for Life World Run」公式サイト:www.wingsforlifeworldrun.com/ja
スマートフォン用アプリは公式サイトの“アプリを入手する”から。

(THE ANSWER編集部)


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