勝者は井上との統一戦も カシメロ―リゴンドー戦に米注目「“リゴ教”は再上昇する」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は8月14日、WBA世界同級正規王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と対戦することが決まった。米メディア「ボクシングシーン.com」では米スポーツチャンネル「ショータイム」の注目カードに選出。「ほとんどの世代から逃げられてきたマエストロ」とリゴンドーの強さに注目している。
「8・14」に対戦決定、米メディアは「ショータイム」の注目カードに選出
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は8月14日、WBA世界同級正規王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ)と対戦することが決まった。米メディア「ボクシングシーン.com」では米スポーツチャンネル「ショータイム」の注目カードに選出。「ほとんどの世代から逃げられてきたマエストロ」とリゴンドーの強さに注目している。
プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)のメインカードとして開催されることが発表されているタイトルマッチ。WBAスーパー&IBF同級王者の井上尚弥(大橋)に再三の挑発を行うカシメロについては、記事では「キャリアで3階級のベルト保持者だが、イノウエ、ローマン・ゴンサレス、フアン・フランシスコ・エストラーダの時代で、同僚と同じ称賛を受けてはいない」と国際的な評価の低さを指摘されている。
一方、五輪連覇の経験を持つリゴンドーについては、「“リゴ教”は再上昇するだろう。2013年のスーパーバンタム級のタイトルマッチでドネア相手に大番狂わせを果たした後、キューバのマエストロはスーパーバンタム級でほとんどの世代から逃げられてきた」と伝え、元5階級制覇王者ドネアを撃破後は、対戦相手に恵まれなかったとしている。
アグレッシブなファイターであるカシメロと、テクニシャンのリゴンドー。どんな試合になるだろうか。記事では「カシメロは時にスロースターターだが、恐ろしいパンチを放つ。リゴンドーは序盤が最も脆い。ハンデキャップとしては簡単ではない」と分析している。ドネアとWBC同級王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)は5月に対戦予定。勝者がカシメロ―リゴンドーの勝者と対戦する可能性もある。
リゴンドーが勝利するなら、バンタム級での4団体統一を目指す井上にとってもターゲットの1人となる。活性化するバンタム級戦線での必見のカードになりそうだ。
(THE ANSWER編集部)