トラウトが大谷について語る「経験を日本でしてきた」

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は23日（日本時間24日）、アストロズ戦に「2番・DH」で出場し、先制の適時二塁打を放つなど5打数2安打1打点1盗塁だった。投打に能力を見せている26歳について、同僚のスター選手、マイク・トラウト外野手は「俺がNo.1プロスペクトだったときの注目ととても似ている」などと語ったという。米メディアが報じている。

「ショウヘイ・オオタニにとって、マイナーリーグより日本のプロ野球でプレーしていたことがMLBでの活躍に繋がっているとマイク・トラウトは考える」との見出しで記事を掲載したのは、米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」だった。記事ではトラウトのコメントをこう紹介している。

「彼（大谷）が最初にここに来た時の盛り上がりは凄かった。人々が大きな期待を寄せていた。俺はあんなことを見たことがなかった。たくさんの人が見ている中で、自分にプレッシャーをかけられるなんてとてもクレイジーなことだ。特別なことなんだ」

　日本球界では早くからスター選手として活躍してきた大谷。トラウトは「ショウヘイは注目を浴びるという経験を日本ですでにしてきた。大舞台などでどのようなリアクションを取ればいいかなど知っていたんだ」と指摘。渡米前の経験が今に繋がっていると分析している。

　メジャーを代表するスター選手となったトラウトも、若い頃から有望株として注目され、その期待に応えてきた。「彼（大谷）が最初に米国に来た時、誰もがショウヘイを見たいと思っていた。俺がNo.1プロスペクトだったときの注目ととても似ている」と振り返っていた。