渡邊雄太、悲願の本契約に地元紙期待 「全く驚きではない」「確実にNBA選手に見える」
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズは19日、渡邊雄太と本契約したことを発表した。一定期間NBAでプレーできるツーウェー契約だったが、これで常時NBAの試合に出場が可能となる。カナダ・トロントの地元紙は渡邊の念願達成を「全く驚きではない」と評価している。
ツーウェー契約から昇格が決定
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズは19日、渡邊雄太と本契約したことを発表した。一定期間NBAでプレーできるツーウェー契約だったが、これで常時NBAの試合に出場が可能となる。カナダ・トロントの地元紙は渡邊の念願達成を「全く驚きではない」と評価している。
ついに本契約を掴んだ。渡邊は、2018年にグリズリーズとツーウェー契約を結び、NBAデビュー。今季からラプターズに加入し、ここまで39試合に出場。献身的な守備などでチームに貢献してきた。16日(日本時間17日)のマジック戦ではキャリアハイの21得点を記録するなど、直近3試合では2ケタ得点をマークしていた。
トロントの地元紙「トロント・スター」は「ワタナベとの本契約はラプターズの現在と未来にとって正しい動き」との見出しで、渡邊の本契約昇格を特集。ラプターズの決断について「契約は全く驚きではない。ワタナベはシーズン通してとても良いし、確実にNBA選手のように見える」と称賛した。
契約内容の詳細については「分からない」としたものの「私が知っているのは、ニック・ナースがワタナベの姿勢、バスケットボールに関する賢さ、そして我々がここ数試合で見たように、思った以上にオフェンス面で才能があることを、しばしば称賛していることだ」と、2018-19年シーズンにチームを初優勝に導いた知将ナースヘッドコーチが評価していることにも触れ、さらにこう続けた。
「彼は本当に興味をそそられる選手。26歳だがまだ成長しきっていない。成長と向上の余地はたくさんある」
渡邊は、2月に足首の怪我の影響もあり、出場時間が減ることもあったが、今季の多くの試合でローテーションの一角としてプレーしてきた。本契約を勝ち取った今、更なる活躍に期待したい。
(THE ANSWER編集部)