19歳山下美夢有は臆することはない 47歳年上・中嶋常幸に「聞きたい」と言える貪欲さ
「中嶋プロに言われてから練習方法が変わった」
「ショットを練習していたけど、アプローチを練習するようになりました。合宿でもアプローチの打ち方、最終日の攻め方をアドバイスいただいて。『シーズンでは疲れも出てくるから、基本を重点的に練習すれば大丈夫』と言っていただきました」
一日の半分はショートゲームを特訓。今年5戦目のヤマハレディースでは初日から第3日まで首位を走り、優勝争いの中心に立った。最終日に稲見萌寧(都築電気)に逆転を許して2位に終わったが、中嶋に「プレースタイルはいいんだから」と励まされて自信に。「グリーンを外しても狙っていける。ショットが曲がっても、それをどうカバーするかが大事。中嶋プロに言われてから練習方法が変わった。本当によかった」と感謝した。
昨年2勝した笹生優花(ICTSI)に続き、2001年度生まれ2人目の優勝。「(中嶋に)優勝を報告して、今日のよかったところ、足りなかったところを聞きたい」。47歳も年上のレジェンドに臆することはない。成長のため、貪欲に動いていく。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)