近鉄の新人フィフィタ、下克上達成に手応え 代表入りへ気勢「フィジカルで絶対負けない意識」
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは18日、2会場で1回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではトップチャレンジリーグ(TCL)2位の近鉄が31-21でTLレッドカンファレンス8位の宗像サニックスに勝利した。近鉄は日本代表候補にも選出されている22歳のCTBシオサイア・フィフィタが先発出場。初めてのTLチームとの対戦を終え「コミュニケーションの部分は(以前より)良くなったと思う」と振り返った。
トップリーグ・プレーオフトーナメント1回戦
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは18日、2会場で1回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではトップチャレンジリーグ(TCL)2位の近鉄が31-21でTLレッドカンファレンス8位の宗像サニックスに勝利した。近鉄は日本代表候補にも選出されている22歳のCTBシオサイア・フィフィタが先発出場。初めてのTLチームとの対戦を終え「コミュニケーションの部分は(以前より)良くなったと思う」と振り返った。
昨年度の全国大学選手権で天理大を初優勝に導いたフィフィタ。12日に発表された日本代表候補52名の中にも選ばれた期待の新人は、7点ビハインドの前半18分に右サイドで相手を引きつけながらもFB竹田宜純へパス。これがFLツポウ テビタへと渡り、反撃のトライが決まった。ここから近鉄は逆転。TLチームとの対戦で“下剋上”での勝利に貢献した。
試合後のオンライン会見に参加したフィフィタは「僕にとっては初めてのTLチームとの試合。タフな試合の中で、自分の強みが通用するか楽しみにしてきた。ミスもあったが、仲間たちがカバーしてくれた」と振り返った。
3日にTCL優勝決定戦の豊田自動織機戦に出場。今回の宗像サニックス戦が社会人2戦目だった。「前の試合に比べたら、成長はしているんじゃないかと思う」と語る22歳は、ディフェンス時の手応えを掴んだようだ。「コミュニケーションの部分は1つの課題としてずっとやってきて、完璧というか、良くなったと思う。しっかり成長していきたい」と話した。
25日の2回戦では、優勝候補パナソニックと激突する。日本代表入りのためには、今後の活躍が重要となって来るが「アタックだけじゃ多分入れない。ディフェンスもしっかりして、フィジカルとかで絶対負けないように。それを意識しています」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)