パター破壊で物議の韓国選手 今度は“60秒後カップイン”で話題「笑い誘うものに」
米男子ゴルフのRBCヘリテージは17日(日本時間18日)、3日目が行われた。珍事に見舞われたのはキム・シウ(韓国)。グリーンの外からパターで狙ったが、ボールがカップの縁ぎりぎりで停止。約1分後にカップインした。本人は歓喜しギャラリーからも喝采が起きたが、“10秒ルール”によって1打罰となった。実際の映像をPGAツアーが公開。米ファンからは同情が寄せられていたが、米メディアでも報じられている。
キム・シウのパットはカップ縁で停止→約1分後にカップイン…米メディアも続々報道
米男子ゴルフのRBCヘリテージは17日(日本時間18日)、3日目が行われた。珍事に見舞われたのはキム・シウ(韓国)。グリーンの外からパターで狙ったが、ボールがカップの縁ぎりぎりで停止。約1分後にカップインした。本人は歓喜しギャラリーからも喝采が起きたが、“10秒ルール”によって1打罰となった。実際の映像をPGAツアーが公開。米ファンからは同情が寄せられていたが、米メディアでも報じられている。
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ルールとはいえ悲運だ。3番ホール。カップまでの距離は約10メートル。グリーンの外から、キムはパターで狙った。上って下る難しいラインだったが、絶妙なタッチでカップへ向かった。わずかに届かない。カップの縁ギリギリでボールが止まった。
ここからだ。ボールはカップに落ちそうで落ちない。ほんのわずかだが、動いているように見える。当事者のキムはしゃがみこみ、同伴競技者のマット・クーチャー(米国)も近付いてきてボールを凝視している。そして55秒後だ。ボールがカップに落ちた。その瞬間、みるみる笑顔になるキム。そしてギャラリーからは大歓声が沸き起こっていた。
見事なバーディーかと思われたが、ボールが入ったかどうかを確認できるのは「10秒まで」と定められた“10秒ルール”を大きく超えていたため1ペナルティとなった。競技委員からルールを説明されると、キムは一転、表情を曇らせていた。
前週のマスターズではパター破壊で物議を醸したキム。実際の一部始終をPGAツアーの公式インスタグラムが動画付きで公開。「パーまで長く待った」と添えた投稿が大きな反響を呼んでいたが、米メディアでも次々と報じられている。
米紙「USAトゥデー」のゴルフ専門サイト「ゴルフウィーク.com」では「RBCヘリテージでキム・シウのバーディーパットは最終的には成功したが、取り消された」との見出しで取り上げている。
本文では「土曜のRBCヘリテージ第3ラウンド3番ホールで、グリーンから放たれたキムのパットは32フィートの距離があったが、完璧なスピードと曲がり具合でホールに近づいた。1分後、ボールはホールに落ち、キムは喝采を浴びた。彼も笑顔だった」と描写。さらには「しかし、ルール担当者がやってきて、キムに悪い知らせを伝えなくてはいけなかった。入るまでの時間がかかりすぎたので、ペナルティストロークが与えられた」と続けている。
米専門誌「ゴルフダイジェスト」でも「キム・シウはここ数週間、ゴルフ・ツイッター・マシーンと化している。マスターズでは怒ってパターを打ちつけ破壊。第2ラウンドの最終3ホールを3ウッドを使って回らなければならなかった」と先週を回想しつつ、今回のシーンについては「土曜日のRBCヘリテージでのキムのパターは、どこか笑いを誘うものになったが、それでもキムにとってはアンランキーな出来事のままだった」などと注目を寄せている。
(THE ANSWER編集部)