近鉄が下克上で初戦突破 TL8位サニックスに31-21、後半NO8退場で数的不利も屈さず
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは18日、2会場で1回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではトップチャレンジリーグ(TCL)2位の近鉄が31-21でTLレッドカンファレンス8位のサニックスに勝利。後半開始早々に退場者を出すも、リードを譲らず2回戦進出を決めた。
トップリーグ・プレーオフトーナメント1回戦
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは18日、2会場で1回戦が行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではトップチャレンジリーグ(TCL)2位の近鉄が31-21でTLレッドカンファレンス8位のサニックスに勝利。後半開始早々に退場者を出すも、リードを譲らず2回戦進出を決めた。
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近鉄は昨年度の全国大学選手権で天理大を初優勝に導いた22歳CTBシオサイア・フィフィタがスタメン出場。12日に発表された日本代表候補52名の中にも選ばれた期待の若手だ。一方、サニックスは19年W杯日本大会で日本の8強入りに貢献したLOジェームス・ムーアが先発。日本代表候補に名を連ねているLOマーク・アボット、WTBレメキ・ロマノ ラヴァはメンバー外となった。
先取点を奪ったのはサニックスだ。前半11分、密集からムーアが抜け出して前進し、最後はラストパスを受けたHO王鏡聞がトライ。続くコンバージョンキックもCTBジェイソン・エメリーが決め、7点をリードした。
下克上を狙う近鉄も負けてはいない。前半18分、右サイドでフィフィタ、FB竹田宜純とパスを繋ぎ、最後はツポウ テビタがトライ。コンバージョンキックは外れたものの、直後の21分にはFLクウェイド・クーパーがトライ。自らコンバージョンも決め、12-7と逆転した。
近鉄はさらに28分、左サイド、敵陣深い位置でのラインアウトからショートモールを組み、最後はNO8ロロ・ファカオシレアがトライ。追う展開となったサニックスは36分、PR佐々木駿のトライがVTR判定となるも認められた。前半は17-14と近鉄リードで折り返す。
後半、近鉄は開始早々の4分にファカオシレアが危険なタックルを行ったと判定され、レッドカードにより一発退場。数的不利な状況となった。それでも攻めの手を緩めず12分、主将のLOマイケル・ストーバークがトライ。点差を広げた。
追うサニックスは後半30分、近鉄のノックオンから得たチャンスを活かし、途中出場のFL鶴岡怜志がトライ。コンバージョンキックも決まって点差を詰めたが、近鉄は直後にCTB片岡涼亮がトライを決め、リードを守り切った。勝利した近鉄は、25日に行われる2回戦(大阪・花園ラグビー場)でホワイトカンファレンス1位のパナソニックと対戦する。
(THE ANSWER編集部)