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松山英樹、凱旋会見「凄いことをやったなと」 東京五輪は「金メダルへ向け頑張りたい」

男子ゴルフのマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たした松山英樹(LEXUS)が14日、オンラインでの凱旋会見を行った。

オンラインで帰国会見を行った松山英樹
オンラインで帰国会見を行った松山英樹

オンラインで凱旋会見、空港で目撃された姿も話題に

 男子ゴルフのマスターズで日本男子悲願の海外メジャー初優勝を果たした松山英樹(LEXUS)が14日、オンラインで凱旋会見を行った。

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 13日に帰国した松山は王者の証しであるグリーンジャケットをまとい、青のネクタイを締めてオンライン会見に登場。現在の率直な心境を問われると「まだ日本に帰ってきてから誰とも会っていない。不思議な感じです」と明かした。「帰ってきてからニュース見るたびに凄いことをしたんだなと」と続け、じわじわ実感が湧いてきているようだ。

 初日から好位置につけ、最終日は4打差をつけて迎えた。最後まで大崩れすることなく、1打差で逃げ切った。勝因を問われると「技術的には、今年に入ってから良くなる気配がありながら、なかなか結果を出すことができなくてもどかしい日々を過ごしていた。マスターズの週の水曜日が終わってから今週はいけるかもしれないと、自分の中でもそれが何なのかはわかっていないのですが、そういう気持ちになったことが大きかった」と振り返った。

 最終日はハーフターンで5打差をつけたが、ミスも出て後続に詰められる場面もあった。当時の心境については「1番から最終ホールまでずっと緊張しっぱなし。余裕があるとは一度も思うことなく最後までプレーしていました」と回想。続けて「それまでのリードが一気になくなるのはしんどかったですし、でもそこまでリードしているんだからと、自分を鼓舞するような気持ちでやっていました」と明かした。

 マスターズの4日間、イライラを募らせるようなシーンはほとんどなかった。メンタル面の安定を問われると「前の週、初日は良かったのですが、その後は良くない3日間が続いた。その時に、なんでこんなに怒っているんだろうと。自分に呆れたというところもあった。マスターズの週は日が経つにつれて感触、フィーリングも良くなっていた。今週は怒らず、ミスしても信じてやろうと思っていた」と話した。

 今大会は優勝後に早藤将太キャディーが一礼する姿が現地でも話題を呼んだ。これには「あの映像を見たのは夜11時くらい。こんなことしていたんだと思いながら、いい行動だったと思いますし、僕も一緒にできたらよかったなと思っています」と振り返っていた。

 今夏には東京五輪も控える。期待はさらに高まっているが、松山は「正直まだオリンピックがどうなるかわからないところはありますが、今のところ選手には選ばれると思うので、無事に開催されて自分が怪我にも気を付けてできれば、金メダルに向けてしっかり頑張りたいと思っています」と意気込みを口にした。

 大会後、米国の空港でグリーンジャケットを手に持った姿が海外メディアで話題となった。「さすがにずっと着ているのはあれなので、ずっと腕に持っていました」と説明。保管方法については「常に持ち歩こうと。どっかに置いてなくなるよりは自分で持っておこうと。着ることはないにしても手には持っていると思います」と、肌身離さず持ち歩くつもりのようだ。

 今後は2週間の隔離期間を過ごし、英気を養う。松山は「今はゆっくり休みたいです」と話した。

(THE ANSWER編集部)


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