松山英樹、マスターズ初V 「朝からずっと緊張していた。最後まで緊張しっぱなし」
米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ最終日は11日(日本時間12日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。4打差の首位で出た松山英樹(LEXUS)が4バーディー、5ボギー、73で回り、通算10アンダーで初優勝。日本男子初の海外メジャー優勝、そしてアジア人初のマスターズ制覇の快挙を成し遂げた。米ツアーでの優勝は2017年のブリヂストン招待以来、4年ぶりの通算6勝目。2位は9アンダーでウィル・ザラトリス(米国)。
マスターズ最終日、松山が日本男子初の海外メジャー制覇
米男子ゴルフの海外メジャー初戦・マスターズ最終日は11日(日本時間12日)、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)で行われた。4打差の首位で出た松山英樹(LEXUS)が4バーディー、5ボギー、73で回り、通算10アンダーで初優勝。日本男子初の海外メジャー優勝、そしてアジア人初のマスターズ制覇の快挙を成し遂げた。米ツアーでの優勝は2017年のブリヂストン招待以来、4年ぶりの通算6勝目。2位は9アンダーでウィル・ザラトリス(米国)。
松山はスタートホールでティーショットを右に曲げてボギーが先行。それでも2番でバウンスバックに成功する。7番までパーを並べ、8番、9番で連続バーディー。2位との差を5打に広げて前半を終えた。
勝負のサンデーバックナイン。12番パー3でボギーを打ったが、13番パー5ではアプローチでピンそば50センチに寄せバーディー。すぐにスコアを戻す。15番パー5では2打目でグリーンオーバーし池に入れてしまった。このホールボギーでリードは2打に縮まった。
16番でも連続ボギー。正念場を迎えたが17番はパーセーブ。18番はボギーだったが、リードを守り切った。ウィニングパットを決め、パトロンからのスタンディングオベーションを送られた松山。感極まった表情を浮かべた。
松山は2011年にマスターズ初出場。通算1アンダーで27位に入り、日本人初のローアマに輝いた。以来、毎年のようにオーガスタの大舞台に挑んだが、15年の5位が最高成績だった。
20代最後の挑戦となった今年は4打差の2位タイと好発進を切ると、3日目に単独首位に浮上。最終日もリードを守りきり、悲願を叶えた。マスターズは10度目。海外メジャーは33度目の出場だった。
ホールアウト後にインタビューを受けた松山は「今日は朝からずっと緊張していた。最後まで緊張しっぱなしで終わりました」と振り返った。さらに日本人初のマスターズ制覇について問われると、「これまでメジャーが勝てなかったことが、僕が勝ったことで日本人が変わっていくのではないかと。もっと勝てるように頑張りたい」と続けた。
カギになったショットは「18番のティーショットがフェアウェーにいったことが一番のキーポイントだと思います」と話した。
前回王者のダスティン・ジョンソン(米国)からグリーンジャケットをかけてもらい笑顔を浮かべていた。
(THE ANSWER編集部)