フィギュア大国ロシアの強さ 「未熟な肉体・精神の酷使を恐れない」と欧州紙が指摘
元スイス代表がロシア勢の強さに言及「彼女たちはまるで機械」
独自の見解をつづった同紙。次々と若手が台頭する育成環境についてもこう記している。
「厳しい練習に規律、強い覚悟を求められるのは日常茶飯事。ロシア人ジャッジKonstantin Jablotski氏は『彼女たちには、試合に出られて嬉しいという子供らしい感情はない。あるのは、完璧に演じ切って勝つことだけだ』と語る」
しかし、識者たちがこうした育成法は高い代償を払っていると説明し「ロシアでは自身の成長を待つ時間はない」と厳しい環境について記述している。さらに、元スイス代表のサラ・マイアーさんのコメントを紹介。自身が3回転ジャンプの習得に多くの労力を費やしたこともあり、ロシア勢についてこう語っているという。
「彼女たちはまるで機械。どうしてあんなことができるのか理解できません。信じられないようなこと」「体が成長した時に同じことができるかどうか。多くの選手達は大人では無理なテクニックでやっている」「彼女たちは早い段階から競争にさらされている。数週間、数か月怪我で離脱しようものなら、すぐに5人から10人の新しい選手が出てきてしまう。大人になった時にもっと色んなことができる競技なので残念」
他国の選手にとって異なる環境のようだ。
(THE ANSWER編集部)