31歳金田久美子、“ぎっくり腰疑惑”も3打差4位発進 「逆にショットがよくなった」
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSが19日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で開幕した。金田久美子は1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67で回り、5アンダーで首位と3打差の4位発進。2週前の初戦で“ぎっくり腰疑惑”となったが、怪我の功名でショットの好調に繋がったことを明かした。高橋彩華(東芝)が8アンダーで単独首位。
Tポイント×ENEOSが開幕、金田久美子が初戦に腰痛も奮闘「今は無理をするところ」
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSが19日、鹿児島・高牧CC(6424ヤード、パー72)で開幕した。金田久美子は1イーグル、3バーディー、ボギーなしの67で回り、5アンダーで首位と3打差の4位発進。2週前の初戦で“ぎっくり腰疑惑”となったが、怪我の功名でショットの好調に繋がったことを明かした。高橋彩華(東芝)が8アンダーで単独首位。
金田は出だしの10番でバーディーとすると、13番パー5でイーグル。残り53ヤードの第3打は58度ウェッジで放ち「ど真ん中から入りました」とスコアを伸ばした。17、9番もバーディーで5アンダー。「反省するところはないですね。ボギーを打ちそうなところが3つくらいあったけど、パットが入って最後まで集中を切らさずにできた」と笑顔を見せた。
2011年に初優勝。2019年は賞金ランク83位でシード権獲得から遠ざかっている。今季は最終予選会113位で出場できる試合は非常に限られた状態。そんな中、予選落ちした初戦のダイキンオーキッドレディスでは、第2日朝にアクシデントに見舞われた。
「ぎっくり腰っぽいものになった。ここ1、2年くらい腰痛があって。2日目の朝にストレッチをしていたら、ぎっくり腰みたいな感じになりました。歩くのも、しゃがむのも痛い。棄権も考えたけど、推薦をいただいていたし、次の週は試合がなかったので無理をするところかなと。朝痛み止めを飲んで、腹筋に力を入れてハーフショットのような感じでやっていました」
痛みをカバーしようと腹筋に力を入れてスイングすると、意外にも感覚がよく「逆にショットがよくなった」と怪我の功名だった。鍼治療も取り入れ「今もまだ痛みはある」としながらも、「今週もいいイメージでやれている。ショットがいいと、こんなにゴルフが楽になるんだと思いました」と笑顔を見せた。
優勝すれば1年間の出場権を得られるが、3位以内でも次週に出られる。31歳となった“元祖ギャルファー”は「変な力みをなくして、今日みたいな感じで欲を持たずにプレーしたい」と前を向いた。
(THE ANSWER編集部)