女子バレー選手が男性だった インドネシア代表に海外注目「長い間議論されていた」
東京五輪が迫る中、インドネシアの女子バレー代表でプレーしていたトップ選手が、男性だったことが明らかとなった。これに対し、海外メディアが「長い間議論の的になっていた」などと注目している。
女子代表選手が男性だったと明らかに、過去には国際大会出場
東京五輪が迫る中、インドネシアの女子バレー代表でプレーしていたトップ選手が、男性だったことが明らかとなった。これに対し、海外メディアが「長い間議論の的になっていた」などと注目している。
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インドネシアメディア「ジャカルタ・グローブ」は9日に「かつてインドネシアの女子バレー界で中心選手だったアプリリア・マンガナンが火曜(9日)に手術を受けて、男性であることが判明した」などと記事を掲載。「28歳のマンガナンは国際舞台で活躍していた間、ライバルチームにその容姿から男性ではないかという疑いをかけられていた」とつづっていた。
注目の的となっているマンガナンさんは、2015年の東南アジア競技大会など国際大会に女子代表の一員として出場。過去には日本代表と対戦したこともあったが、性別を巡って疑惑を持たれていた。記事では「マンガナンの両親は女性であると信じてそのまま育てた」「体の何かが変で、他の女性とは異なると感じていたと報じられている」と説明。昨年現役を引退し「軍の仕事に専念していた」という。
今回は、同国の陸軍参謀総長のアンディカ・ペルカサ氏が記者会見。同メディアは「マンガナンは生まれつき陰茎の発達に異常があったということを説明した。『手術は問題なく行われ、彼は回復している。しかし、まだ退院はできない』とペルカサ氏は語った。法的に男性と認められることについて(マンガナンさんは)幸せだと認めている」と説明。現役時代は指摘に対して女性だと主張してきたが、実際は男性だったことを明らかにしたという。
一連の報道により、インドネシアでは議論に。この様子に対し、ロシア放送局「ロシアトゥデー」は「インドネシアの女子バレー選手が男性であることが明らかになり、議論に発展」と注目している。「マンガナンの性別については、長い間議論の的になっていた。体が他の女子選手とは違うということで、相手チームから疑問を投げかけられていた」と報道。過去の活躍や成績にネット上で賛否の声が上がっていることを紹介している。
(THE ANSWER編集部)