【名珍場面2017】なぜ、彼は右に回ったのか 超人遊撃手の曲芸的“逆回転スロー”に米熱狂
「スポーツ界の名珍場面総集編」…10月のMLBでアストロズ遊撃手・コレアの超美技
2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は米大リーグ(MLB)のプレーオフで起きた「超人遊撃手の曲芸的“逆回転スロー”」。通常とは異なる右回りのボールさばきから、華麗な「6-4-3」を完成。負けたら終戦の崖っぷちで流れをもたらした超ファインプレーの瞬間を球団公式ツイッターが動画付きで紹介すると、ファンに熱狂が広がった。
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一瞬にして、クルッと回転した。目にも止まらぬ、しかし、正確で美しいプレーを演じたのは、アストロズの遊撃手、カルロス・コレア内野手だ。
10月20日(日本時間21日)、2勝3敗で迎えたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦。負ければ敗退の一戦、初回先頭から先発バーランダーが安打を許した。嫌な立ち上がり。続いて迎えた超新星ジャッジに対し、投じた3球目を捉えられた。痛烈な打球は三遊間へ。これに反応したのが、コレアだった。
三塁方向へ足元から滑り込んで鮮やかに捕球。ところが、次の瞬間、驚きのプレーを見せる。そのまま右回転でクルッと反転すると同時に飛び上がり、両足を広げてバランスを取るようにして二塁へ、華麗にジャンピングスロー。二塁手アルトゥーベが素早く一塁に転送し、「6-4-3」の併殺を完成させたのだ。