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【名珍場面2017】これぞ“基本の究極形” 名二塁手の超速プレーが生んだ「1.2秒の衝撃」に米興奮

捕る→投げる→速く→正確に…野球少年の基本ともいうべき要素が生んだ超美技

 捕球から捕手が捕球するまで、わずか1.2秒。決して大きく前進していたわけではないから驚異的だ。「ナイスプレーだ」といった表情で捕手を称えるように指差し、アイコンタクトを送ったバエズ。ナインとハイタッチと交わしていた。

 同点のピンチを防いだビッグプレーを米テレビ局「TBSネットワーク」は動画付きで公式ツイッターに投稿。映像を見ると、捕球から送球までの体勢に無駄がなく、そのすべてを速くしているかが見て取れる。送球も正確。捕手の懐正面で少しでもずれていれば、セーフになっていてもおかしくないタイミングだった。

 捕る、投げるを速く、正確に――。野球少年の基本ともいうべきプレーをすべて完璧にこなすことによって生まれたメジャーのスーパープレー。試合は点の取り合いとなり、最後は9-8でカブスが競り勝ち、リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。その点差は1点。バエズの存在がチームに大きな貢献を果たしたことは言うまでもないだろう。

 次なるステージでドジャースに敗れたが、今季は内野5ポジションに加え、外野を守ったバエズはフィールディング・バイブル・アワードの複数ポジション部門を2年連続で受賞。守備の名手は来季、どんなプレーを見せてくれるのか。

(THE ANSWER編集部)


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