大坂なおみは「新たなセリーナ」 世代交代を米メディア指摘「最後のチャンスだった」
テニスの4大大会・全豪オープン女子シングルス決勝は20日に行われる。世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)は同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)と対戦する。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」では準決勝で大坂に敗れたグランドスラム23回優勝の女王セリーナ・ウイリアムズ(米国)との世代交代に注目。「ナオミはスーパースター」「新たなセリーナ」と絶賛している。
セリーナにとっては最後のチャンスだった?
テニスの4大大会・全豪オープン女子シングルス決勝は20日に行われる。世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)は同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)と対戦する。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」では準決勝で大坂に敗れたグランドスラム23回優勝の女王セリーナ・ウイリアムズ(米国)との世代交代に注目。「ナオミはスーパースター」「新たなセリーナ」と絶賛している。
6-3、6-4のストレート勝ちで幼少時からの憧れの存在セリーナを倒した大坂。試合時間1時間15分だったが、「これがもっと短く感じた」と特集では圧勝ぶりを伝えている。
マーガレット・コートの持つ史上最多の4大大会通算24勝にあと「1」と迫るセリーナだが、準決勝に進んだ今大会こそが「これが最後のチャンスだった」と分析している。
大坂と16歳差、39歳の女王について、「結局、マイケル・ジョーダンもかつてのようにダンクできなかった」と指摘。バスケ界の“神様”も加齢には勝てなかったと引き合いに出している。
セリーナのフォアハンドのミスが続いたことも敗因と分析した上で、「オオサカはスーパースターだ」と後継者の存在を指摘している。
「オオサカは魅力的なキャラクターで、謙虚さと敬意に満ちている。自らを過小評価する向きもある。しかし、一度試合になれば、まるでそら豆とキャンティワインのよう。キラーと化すのだ」
映画「羊たちの沈黙」に登場する猟奇殺人者、レクター博士のセリフを引き合いに出して、大坂の強さを表現している。