ピッチが劇場に!? 独監督の“滑稽な大転倒”に反響「舞台芸術は目を見張るべき」
46歳の戦術家は試合後に弁明「レッドカードを誘発したかったわけでは…」
スイス紙「ブリック」は「バイアー監督のヘルリッヒが、ザカリアに対して困惑させる演出」と出して特集。「華やかでワンダフルだ! ヘルリッヒ! ザカリアとのわずかな接触で大転倒してみせた、その舞台芸術は目を見張るべきものだった。そして何より、ばかばかしいものだった」と“皮肉”を込めて報じている。
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米FOXスポーツオランダ版の公式インスタグラムも「2017年のシュヴァルベ大賞」と動画付きで紹介。シュヴァルベはドイツ語で「つばめ」を意味するが、相手のファウルに見せかけるため、手を広げ、足が少し開いた状態で故意に倒れる姿がつばめに似ていることから、シミュレーションを表す用語としても用いられており、ヘルリッヒ監督は不本意な賞を手にしてしまった。
ドイツ紙「Sueddeutsche」によれば、ヘルリッヒ監督は試合後に自らの転倒について、「私は選手にレッドカードを誘発したかったわけではない。単に滑ったんだ」と弁明。「きっと愚かには見えただろうね。少し自分が恥ずかしいし、謝りたい」と話した敵将に対し、当事者のザカリアは「彼はコメディーを演出しただけさ」とスマートに振り返ったという。
試合にこそ1-0で勝利したが、元ドイツ代表FWで戦術家として知られるヘルリッヒ監督にとっては、のちのち大きな“痛手”となる出来事だったかもしれない。
(THE ANSWER編集部)