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完全隔離組の有力選手が続々敗戦 “不公平環境”への不満露わ「大会に失望している」

全豪優勝経験者も相次いで敗退、アザレンカは「準備する方法が分からなかった」

 女子シングルスでは、2012、13年の全豪女王であるビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が世界ランク61位のジェシカ・ペグラ(米国)に0-2で敗戦。16年の女王アンゲリク・ケルバー(ドイツ)も同66位のベルナルダ・ペラ(米国)にストレート負けした。「インサイド・ザ・ゲーム」では両者の試合後のコメントも紹介。完全隔離の影響について言及している。

 アザレンカは「個人的に最大のインパクトは、新鮮な空気を得られなかったこと。2週間の隔離後に準備する方法が分からなかった」と換気すらできない部屋の問題点について指摘。ケルバーは「分からないけど、もしも2週間ボールを打てない状況でハードロックダウンをしなければいけないと知っていれば、(出場を)考え直したかもしれない」と話している。

 また、メルボルン地元紙「ジ・エイジ」は、オーストラリアに入国する際に受けたテストで新型コロナ陽性が発覚したパウラ・バドサ(スペイン)に注目。完全隔離下では、不安症や閉所恐怖症に悩まされていたことを明かしていていたが、1回戦で敗れた後、「この国は本当によくやっていると思う。だから感染者がいない」と現地の感染対策を称賛しつつ、「新鮮な空気が必要だった。もしくはより広い部屋か、良い選手たち相手にプレーするためのより良いコンディションが必要だった」と振り返っていたという。

(THE ANSWER編集部)


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