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森薗、大島組、大逆転Vに国際連盟も絶賛「オッズをひっくり返す衝撃的な優勝」

卓球のグランドファイナル(カザフスタン)最終日は17日、男子ダブルス決勝で世界ランク1位の森薗政崇、大島祐哉組が黄鎮廷、何鈞傑組(香港)を4-3で破り、2大会ぶり2度目の優勝。土壇場からの大逆転Vを飾り、国際卓球連盟(ITTF)は「オッズをひっくり返してみせる衝撃的な優勝」と絶賛している。

森薗政崇、大島祐哉【写真:Getty Images】
森薗政崇、大島祐哉【写真:Getty Images】

グランドファイナル男子ダブルス決勝で大逆転V…ITTF賛辞「崖っぷちからの復活」

 卓球のグランドファイナル(カザフスタン)最終日は17日、男子ダブルス決勝で世界ランク1位の森薗政崇、大島祐哉組が黄鎮廷、何鈞傑組(香港)を4-3で破り、2大会ぶり2度目の優勝。土壇場からの大逆転Vを飾り、国際卓球連盟(ITTF)は「オッズをひっくり返してみせる衝撃的な優勝」と絶賛している。

 大逆転Vだった。森薗、大島組は2-2で迎えた第5ゲームを落とし、崖っぷちに追い込まれた。しかし、ここから底力を発揮。第6、7ゲームを連取してひっくり返し、見事に大逆転を飾った。勝利の瞬間、会場は熱狂に包まれ、2人は同時に両手を掲げて歓喜が爆発。ハイタッチを交わすと、がっちりと抱き合い、戴冠の喜びを分かち合った。

 喜びのシーンをITTF公式Youtubeチャンネルは動画で紹介し、公式サイトでは「崖っぷちからの復活、マサタカ・モリゾノとユウヤ・オオシマがタイトルを奪取」と見出しを打って特集している。

「4度のマッチポイントをも乗り切った劇的な試合展開だった。最終的に新たな栄光が彼らへと渡ることになった」と試合展開をレポート。「彼らにかけられたオッズをひっくり返してみせる衝撃的な優勝を成し遂げた」と万事休すとみられたところから飾った大逆転Vに賛辞を送っている。

 記事では、森園が「この試合は最も難しくなるものと想定していた。劣勢を強いられたが、試合中に戦術を変え、復活することができました。今、信じられないほど幸せです」と語ったことを紹介している。

 6月の世界選手権では同種目の日本勢48年ぶりに銀メダルを獲得した2人。ワールドツアー上位者が集まる大会を優勝で締めくくり、2017年を充実の一年とした。大目標の20年東京五輪へ、さらなる飛躍に期待がかかる。

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