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イチロー、消えない「伝説の“ザ・スロー”」の記憶 米脚光「教科書のようなプレー」

今季はマーリンズに所属し、メジャー17年目のシーズンを終えたイチロー外野手。シーズン最多安打記録、メジャー通算3000安打など数々の歴史的な記録を打ち立ててきたが、MLB公式はメジャー1年目に全米の度肝を抜いた「伝説のレーザービーム」に脚光。同じ年に生まれた当時エクスポズのブラディミール・ゲレーロ外野手と「イチローとブラッド、どっちがうまかった?」と動画で公開し、米ファンから「教科書のようなプレー」「『ザ・スロー』は一流だ」などとイチローに称賛の声が上がっている。

マリナーズ時代のイチロー【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のイチロー【写真:Getty Images】

メジャー1年目、「レーザービーム」の語源となった伝説のプレーをMLB公式特集

 今季はマーリンズに所属し、メジャー17年目のシーズンを終えたイチロー外野手。シーズン最多安打記録、メジャー通算3000安打など数々の歴史的な記録を打ち立ててきたが、MLB公式はメジャー1年目に全米の度肝を抜いた「伝説のレーザービーム」に脚光。同じ年に生まれた当時エクスポズのブラディミール・ゲレーロ外野手と「イチローとブラッド、どっちがうまかった?」と動画で公開し、米ファンから「教科書のようなプレー」「『ザ・スロー』は一流だ」などとイチローに称賛の声が上がっている。

「ICHIRO」の名が全米に知れ渡ったあの日の興奮が甦ってくるようだ。動画で公開されたのは、2001年4月11日のアスレチックス戦だった。

 8回1死一塁、ライト前の安打にチャージをかけ、捕球したのがイチローだ。一塁走者は二塁を蹴って三塁へ。深い位置から前進し、拾い上げた背番号51は、勢いそのままに右腕を振り抜いた。そして、放たれた白球は信じられない軌道を描く。中継に入って手を挙げた遊撃手の頭上を越え、なんとノーバウンドで三塁手のミットへ。これ以上ない間一髪でアウトにしてみせたのだ。

 まさかの光景に、後のレンジャーズ監督のロン・ワシントン三塁コーチは呆然と立ち尽くした。その一部始終を動画で公開。映像を観ると、騒然とするスタジアムで実況は「イチローのレーザービームだ!」と絶叫。これが、後に代名詞となる「レーザービーム」の語源とされ、日本でも外野手が強肩を披露した時に使われるようになったとされている。

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