6年前のシウバ―ディアス戦にファン「アメージング」

　米最大の総合格闘技「UFC」で、ちょうど6年前に生まれた挑発シーンが注目を集めている。2015年のミドル級マッチで、アンデウソン・シウバ（ブラジル）と対戦したニック・ディアス（米国）が、マットに寝そべる、わざと背を向けるなどする実際の動画をUFCが公開。米ファンからは「狂ってる（笑）」「この試合覚えてる」などと反響が寄せられている。

　レジェンドに臆することはなかったようだ。ディアスは対面する元王者シウバにノーガードで何やら言葉を浴びせると、まるでくつろぐようにマットに寝そべってみせた。すぐに立ち上がったが実況席は大爆笑。場内も大歓声となった。その後も金網に背を付けて「来いよ」のポーズを取ったり、わざとシウバに背中を向けるなど挑発が止まらなかった。

　実際の動画をUFC公式インスタグラムが公開。現地時間2015年1月31日の試合について「『最高だ！』2015年の今日、ニック・ディアスがシルバ戦で寝転がる」と文面で紹介している。なお、この試合はシウバが3-0で判定勝ちも、試合後の検査でシウバに禁止薬物の陽性反応が出たことなどからノーコンテストになっている。

　シウバは2013年まで7年間、10連続防衛を果たすなど長らく王者として君臨。そんなレジェンドを挑発したディアスは“悪童”の異名を持つ。現地ファンからは「（ディアスは）負けたけどね」「彼はよくやるけど、この試合みたいなのはなかったね」「狂ってる（笑）」「この試合覚えてる」「レジェンドだ」「これほんと酷い試合だったよね（笑）」「UFC史上に残る瞬間（笑）」「これはアメージング」などと反響が寄せられている。