昨季新人王ウィリアムズの1球にファン「アメージングな投球」

　米大リーグで昨季、ナ・リーグ新人王を獲得した右腕の決め球が話題となっている。中指と薬指で回転をかけ、右打者の内角に鋭く食い込む変化球を、米名物セレブが動画で公開。「最も打てないボール」などと紹介すると、現地ファンからは「ジャイロボールか？」「魔法だ」などと反響が寄せられている。

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　タイミングを外して食い込んでくる、強力な変化球だ。ブルワーズの右腕デビン・ウィリアムズが投じているのは、右打者の内角に沈む85マイル（約137キロ）の変化球。ボールゾーンへ外れるように変化しているが、見極めが難しいのか打者は中途半端なスイングをしてしまっている。

　リリースの瞬間をスロー映像で見ると、中指、薬指を使ってひっかけるように回転をかけている。現地でこの変化球は「エアベンダー」と呼ばれているようだ。何とかミットに収めた捕手の反応を見ても、急変化していることが分かる。

　実際の動画を「ピッチングニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブのロブ・フリードマン氏がツイッターで公開。「これは最も打てないボール。もしあなたがエグい球を見ることが好きならば、これは必見だ。素晴らしい投球で、不公平だ」などと紹介している。

　今季22試合に登板して4勝1敗、防御率0.33と抜群の成績で新人王を獲得したウィリアムズ。必殺の変化球に、現地ファンからは「ジャイロボールか？」「エグい」「魔法だ」「今まで見た中で最もエゲツない球」「捕手でさえどう曲がるか分かりにくそう」「アメージングな投球」「右投手が投げるスクリューボール？」「ただただ美しい」などと反響が寄せられている。