ラグビートップリーグ、開幕延期を正式発表 太田チェアマン「2月中旬開幕へ調整中」
日本ラグビー協会は14日、オンラインで会見し、16日に予定していたトップリーグの開幕延期を発表した。開幕時期は2月上旬から中旬を目指して調整中で、決まり次第発表予定。すでに新型コロナウイルスの感染者が多数出て開幕節2試合が中止となっていた。
日本ラグビー協会がオンライン会見
日本ラグビー協会は14日、オンラインで会見し、16日に予定していたトップリーグの開幕延期を発表した。開幕時期は2月上旬から中旬を目指して調整中で、決まり次第発表予定。すでに新型コロナウイルスの感染者が多数出て開幕節2試合が中止となっていた。
16、17日の開幕節に8試合を予定していたが、延期となった。会見には岩渕健輔専務理事、太田治チェアマンが出席。岩渕氏は「開幕延期することを決定しました。すでにリリースした通り3チームから新たな陽性者が出て、現状2試合の中止を発表しています。さらに多くの試合の中止を決定する必要が出てまいりました」と説明した。選手、関係者、観客の安全を守った上での開催が困難であると判断した。
日本協会は12日にキヤノンで24人、トヨタ自動車で13人、サントリーで7人の陽性者が出たと発表。16日の第1節トヨタ自動車―サントリー(豊田スタジアム)、17日のリコー―キヤノン(駒沢陸上競技場)の2試合が開催中止に。昨シーズンも第6節を終えて休止となった末、3月に残り試合の中止を決定。史上初めて開幕から全試合無効でリーグ不成立となっていた。
さらにNEC3人、神戸製鋼10人、東芝5人の感染者が出たことを発表し、選手・関係者で計6チーム62人となった。再検査も必要な人もおり、開幕に間に合わない見通しとなったこともあって延期を決断。太田氏は「開幕の時期は2月上旬から中旬にしたいですが、会場をどこにするかなどの問題もあります。調整中なので、決まり次第近日中に伝えたい」と説明した。感染者、濃厚接触者のコンディションを考慮し、2月開幕を目指す方針という。
今後の観客の有無については、政府のイベント開催方針に従う。当初の日程では5月23日がシーズン最終日だったが、終了日は変更しない予定。大会フォーマットを検討しながら、リーグ後の日本代表活動も考慮して今後の開催方法を決めていく。
(THE ANSWER編集部)