FC東京VS鳥栖、U-18日本一かけ30日激突 前回準Vの鳥栖・兒玉主将「昨年のリベンジを」
FC東京・中村監督は頂点へ決意「FC東京らしさを前面に出して」
FC東京U-18にとっては、二重の雪辱を果たすチャンスとなる。主将の常盤享太(3年)は、その2つの敗戦を経験している1人。先に試合を終えたために、まだ相手が決まっていない状態だったが「難しい1年でしたけど、この大会にかける思いでチームが一つになっている。中学3年の頃に全国大会の決勝で敗れているので、決勝で絶対に勝つということ、優勝しか考えていません。鹿島ユースも良いチームだけど、やっぱり、鳥栖とのリベンジマッチもやりたい気持ちはある」と気持ちを明らかにした。
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準決勝では、大宮アルディージャU-18にPK戦で勝利。合計16本のシュートを決めきれない課題は残ったが、持ち味である守備の強さを見せた。PK戦では、常盤が3人目で外してピンチに陥ったが、1年生GK西山草汰が相手の4本目、5本目を続けて止めて逆転勝ちを収めた。中盤の常盤、大型FW青木友佑(3年)、ドリブルシュートが得意な角昂志郎(3年)といった実力派を揃える好チームで、準々決勝で正GKの彼島優(2年)が負傷したが、頼りになる1年生守護神が穴を埋める大活躍でチームに勢いをもたらした。
中村忠監督は「ここまで来たら、FC東京らしさを前面に出して優勝して帰りたい。うちの伝統である守備、(攻守の)切り替え、球際(という特徴)を前面に出している大会ではありますけど、トップチームは、その中で点を取っているし、そういう選手になることを目指しているので、決めて点を取って、最後、勝ちたいと思います」と鉄壁の守備の堅持と攻撃の改善で頂点を奪う決意を示した。因縁マッチを果たして日本一に輝くのは、果たしてどちらか。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)