中谷正義、大逆転KOがBWAA「年間最高試合」候補に 昨年の井上尚弥に続く栄誉なるか
ボクシングのWBO世界ライト級14位の中谷正義(帝拳)は、12日(日本時間13日)に行われたWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦で同級12位フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に9回1分45秒KO勝ちを収めた。2度のダウンを奪われながらも大逆転。この一戦が、全米ボクシング記者協会(BWAA)が選出する2020年の「年間最高試合部門」の候補にノミネートされたようだ。米専門誌「ザ・リング」が報じている。
今月のベルデホ戦で中谷は2度ダウンから逆転KO勝ち
ボクシングのWBO世界ライト級14位の中谷正義(帝拳)は、12日(日本時間13日)に行われたWBOインターコンチネンタル同級王座決定戦で同級12位フェリックス・ベルデホ(プエルトリコ)に9回1分45秒KO勝ちを収めた。2度のダウンを奪われながらも大逆転。この一戦が、全米ボクシング記者協会(BWAA)が選出する2020年の「年間最高試合部門」の候補にノミネートされたようだ。米専門誌「ザ・リング」が報じている。
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中谷の激闘が評価された。初回、4回にダウンを喫し、劣勢となっていたが、不屈の31歳は決してあきらめなかった。9回だ。1分20秒、相打ちで放った左ジャブでダウンを奪うと、再開後に一気に距離を詰め、強烈な右ストレートを一閃。顔面を捉えられたベルデホはリングに突っ伏すようにうつ伏せに倒れた。審判はノーカウントで試合をストップ。鮮烈な逆転KOとなった。
2度のダウンを奪われながら、大逆転勝ちを収めた中谷。この試合で、日本勢唯一の選出を果たした。中谷が候補に選ばれたのは、「モハメド・アリ対ジョー・フレイザー年間最高試合」。候補は全6試合選出されたが、そのうちの1つに中谷―ベルデホ戦が挙がった。
BWAAは19年の年間最高試合に、同年11月17日のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝でWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)が元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)を判定で下した試合を選出していた。逆転男の中谷はモンスターに続き、最高試合の栄誉をつかむことができるだろうか。
(THE ANSWER編集部)