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桃田賢斗が4強入り、苦戦の末の逆転勝ちに「ゲームを多く経験できたのはプラス」

次戦に繋がる2-1「逆転勝利は、勢いにもつながる」

 元々、桃田は、相手の出方をうかがいながら試合を進めるタイプと自認している。その上、優勝まで5試合を戦い抜く想定の桃田に対し、相手は打倒・桃田を目指してスピードもパワーも序盤から使ってくる。ありがちな展開ではあるが、第1ゲームの下農のショットが鋭かっただけに、ヒヤリとさせられた。

 桃田は、試合展開の反省こそ口にしたものの、ポジティブな要素に着目。「緊張感の中での駆け引き、逸(はや)る気持ちを押さえながら、精度を高めるメンタルのバランス。スピードを上げる部分、待つ部分というのは、少しずつつかめてきているかなと思います。今日は勝つことができたので(ストレート勝ちより)ゲームを多く経験できたことはプラス。逆転勝利は、勢いにもつながると思うので、この試合を乗り越えられたことは良かった点」と時折、わずかに苦笑いを浮かべながらも、次戦につながるポイントを挙げた。

 翌26日の準決勝では、田中湧士(日体大)と嶺岸洸(法政大)の学生対決の勝者と対戦する。1月にマレーシアで交通事故に遭い、帰国後に右目の手術をして、コロナ禍による大会の中止もあって11か月も離れた実戦の舞台。一戦一戦、試合の中での感覚、駆け引き、対応策を思い出しながら、勝ち続ける世界王者・桃田の姿へと戻っていく。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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