遠藤&渡辺、9か月ぶり公式戦で初戦突破 狙いは連覇「バチバチにやり合うので、好き」
遠藤は連覇に意気込み「この大会はバチバチにやり合うので、好き」
主戦場であり、五輪レースの舞台でもあるワールドツアーは、全英オープンの後にコロナ禍で一時中断。21年3月のスイスオープンから再開することが21日に発表されたばかりだが、その間にも国際大会を行ったため、五輪レースランキングと世界ランキングが一致しなくなるなど、国際大会のポイント争いは、コロナ禍による相次ぐ変更で複雑になっている。
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当面、遠藤/渡辺については、東京五輪の出場は確実だが、3月に再開予定の五輪レースでさらにポイントを稼ぎ、東京五輪のシード順を決める5月18日付けの五輪レースランキングを高めていく必要がある。2021年1月には、タイでの集中開催でワールドツアーが再開し、タイオープンが2大会、そして2020年シーズンのツアー上位成績者によるワールドツアー・ファイナルズが開催される。
これらの大会は五輪レースの対象外となるが、2月に再開する世界ランキングには反映される見込みで、こちらのポイントが3月に再開する五輪レースの対象大会のシードには影響する。また、世界のトップランクの選手と五輪前に対戦できる機会も限られており、1月から重要な戦いが再開するという形になっている。
遠藤は「全日本総合は、すごく大事な大会の一つなので、優勝を目指して頑張りたい。毎年そうですけど、この大会を優勝してからは、次のシーズンの調子がすごく良い。それに、この大会は誰でも一度は獲りたいという気持ちでバチバチにやり合うので、好き。来年、うまくいったら東京があるかもしれないし、そこに向けても大事な大会」と連覇で東京五輪に弾みをつける意気込みを示した。
各種目の2回戦は1日置いて24日に行われ、遠藤/渡辺は、小林晃/宮嶋航太郎(ジェイテクト)と対戦する。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)