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空手形・清水希容が全日本V8ならず 五輪金候補がまさか「このままじゃ五輪勝てない」

東京五輪で新採用される空手の全日本選手権が13日、東京・日本武道館で行われ、女子形で2014、16年世界選手権連覇の清水希容(ミキハウス)が女子最多タイの8連覇を逃し、準優勝に終わった。決勝で大野ひかる(大分市消防局)に敗戦。仮想の敵を倒すことを目的とし、技の正確性や力強さ、表現力などで優劣を決める競技で、東京五輪に内定している金メダル候補の27歳がまさかの敗北を喫した。

空手の全日本選手権で8連覇を逃した清水希容【写真:浜田洋平】
空手の全日本選手権で8連覇を逃した清水希容【写真:浜田洋平】

東京五輪金メダル候補が8連覇を逃す

 東京五輪で新採用される空手の全日本選手権が13日、東京・日本武道館で行われ、女子形で2014、16年世界選手権連覇の清水希容(ミキハウス)が女子最多タイの8連覇を逃し、準優勝に終わった。決勝で大野ひかる(大分市消防局)に敗戦。仮想の敵を倒すことを目的とし、技の正確性や力強さ、表現力などで優劣を決める競技で、東京五輪に内定している金メダル候補の27歳がまさかの敗北を喫した。

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 決勝は大野が27.42点、清水が26.94点だった。わずか0.48差の決着。敗れた清水は「自分の気持ちの弱さ。稽古してきたことは間違っていないとは思います。それでも五輪までに課題がある。久しぶりの大会でかなり緊張して探り探りだった。連覇を自分で切ってしまったので、ただただ悔しい。このままじゃ五輪でも勝てない。自分の中でも負けるのではないかというのがあった。この結果を深く受け止めて課題を埋めたい」と振り返った。

 大野は初優勝で涙。「本当にここまで来るのに時間がかかった。応援してくださった皆さんのおかげ」と声を震わせた。

 形は相手と直接対決せず、仮想の敵を倒すことが目的。世界空手連盟(WKF)の認定する形リスト(約100種類)から1つを選択して演武を行う。選択した形は一つの大会で一度ずつしか使えない。技の正確性、力強さ、表現力、スピード、リズム、バランス、極めなどを審判7人による採点方式で競う。

 清水は8人による予選ラウンドを1位通過。4人のうち1人が決勝に進めるランキングラウンドでは、スーパーリンペイを披露して勝ち進んだ。決勝は得意形のチャタンヤラクーサンクーで敗れた。

(THE ANSWER編集部)


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