【名珍場面2020】走行車に部品投げつけ イタリア人レーサーの蛮行に海外波紋「愚かだ」「逮捕案件」
2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回はモータースポーツ界を驚愕させた蛮行だ。10月のFIA世界カート選手権KZクラスのレース中、接触によりリタイアした海外レーサーが激怒。走行中の車両に目掛け、なんと車両のパーツを投げつけるという危険行為をしでかした。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―10月、前代未聞の行為に元F1王者も怒り
2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回はモータースポーツ界を驚愕させた蛮行だ。10月のFIA世界カート選手権KZクラスのレース中、接触によりリタイアした海外レーサーが激怒。走行中の車両に目掛け、なんと車両のパーツを投げつけるという危険行為をしでかした。
前代未聞の蛮行が物議を醸した。イタリアのサウス・ガルダ・カート場で開催された同大会。非難されたのはルカ・コルベリ(イタリア)だった。接触によりレースを断念したコルベリはコース外の芝生からレースを見つめている。と、次の瞬間だ。手に持っていた車両のバンパー部分を、なんと走行中の車両にめがけて投げつけたのだった。
当然、関係者に咎められたが、コルベリの怒りは収まらない。レース後には、ピットで他のドライバー目掛けて体当たり。関係者入り乱れての大乱闘となってしまった。実際の動画を、英紙「ザ・サン」のスポーツ専門ツイッターなど複数の海外メディアが公開。また、ヤフースポーツ豪州版は「ドライバーの道路上での不快な行為に、モータースポーツ界では衝撃が走る」との見出しで記事を掲載していた。
記事では「世界カート選手権でのクレイジーな行為によって、ルカ・コルベリの名前がモータースポーツ界で話題となっている(悪い意味で)」と記載。一連の問題行動を記し、元F1王者のジェンソン・バトン氏のツイートを紹介していた。バトン氏は「ルカ・コルベリは世界カート選手権での野蛮な行為により、レーシングキャリアでの全てのチャンスを失った。バカ2人(コルベリとその父親)を永久追放して」とつづっていた。
一つ間違えば大惨事となっていた蛮行に対し、海外ファンからは「出場停止にすべきだ」「愚かな行為だね」「スポーツマンシップのかけらもない」「永久追放だ!」「彼は終わった」「逮捕案件」と厳しい声が寄せられていた。
海外メディアによるとコルベリはその後、レースからの引退を表明。自身のフェイスブックには「自分がやったことに対し、モータースポーツ界に謝罪したい」などとつづったという。
(THE ANSWER編集部)