殺鼠剤の誤飲で「死にかけた」 欧州ツアーV、26歳の過去に米注目「胃の中の毒を…」
男子ゴルフの欧州ツアー・南アフリカオープンが現地時間6日まで行われ、クリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)が通算18アンダーで初日から首位を守る完全優勝を果たした。母国で快挙達成の26歳だが、子どもの頃に誤ってネズミを駆除する薬を飲み、生死の境をさまよったという衝撃のエピソードを米放送局「CNN」が伝えている。
南アフリカオープンで優勝したベゾイデンハウトの秘話とは…
男子ゴルフの欧州ツアー・南アフリカオープンが現地時間6日まで行われ、クリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)が通算18アンダーで初日から首位を守る完全優勝を果たした。母国で快挙達成の26歳だが、子どもの頃に誤ってネズミを駆除する薬を飲み、生死の境をさまよったという衝撃のエピソードを米放送局「CNN」が伝えている。
同局は「子どもの頃に殺鼠剤を誤飲してしまったゴルファーのクリスティアン・ベゾイデンハウト」という見出しで記事を掲載。2019年の欧州ツアーの大会サイト内に設置されたブログでベゾイデンハウトが記していたエピソードを再度紹介している。
記事によると、ベゾイデンハウトは2歳の頃、ソーダと間違えて殺鼠剤を誤飲してしまったという。ブログには「その瞬間、ほぼ死にかけた。病院はポンプを使って僕の胃の中にある毒を取り除いた。しかし僕の全神経に影響し、その後、長期間に渡る吃音(どもり)を引き起こしてしまったんだ」と記していたようだ。
一時はこの吃音による不安のせいで、電話に出るのも恐怖だったという。14歳の頃にはうつ病の診断をされ、薬の服用を開始。2014年の全英アマチュアゴルフ選手権で薬物検査の対象者に選ばれた際、薬の服用を申告すると、2年間の出場停止処分を受けたという。
この処分は最終的には9か月に短縮されたというものの、ブログには「僕はその薬を使ってパフォーマンスを改善させたと言われ、非難されたんだ。そのことは僕と家族を傷つけた。薬物使用でゴルフを禁じられた男として世に名前が知れ渡ってしまったんだ」とつづっていたという。困難を乗り越えた26歳は今季これで2連勝。ツアー3勝目を挙げ、注目を集めている。
(THE ANSWER編集部)