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空手の東京五輪代表選手が会見 2年ぶり全日本Vへ、植草歩「初心に帰って優勝したい」

東京五輪で新採用される空手の全日本選手権(13日、東京・日本武道館)に出場する有力選手たちが7日、リモート会見を実施。すでに東京五輪代表に内定している4選手が意気込みを語った。

植草歩【写真:浜田洋平】
植草歩【写真:浜田洋平】

13日全日本選手権に向けてリモート会見

 東京五輪で新採用される空手の全日本選手権(13日、東京・日本武道館)に出場する有力選手たちが7日、リモート会見を実施。すでに東京五輪代表に内定している4選手が意気込みを語った。

 2016年世界選手権女子組手68キロ超級で金メダルを獲得し、同61キロ超級で五輪代表の植草歩(JAL)は昨年大会準優勝。5連覇を逃し、涙を流した。「開催を準備してくださったことに感謝したい。この大会できちんと優勝して五輪に向かいたい」とコメント。コロナ禍では「今まで試合がなく、自分を見つめ直すことができなかったので、悪い点を改善して五輪に向かわなければならないと思っていた」と語り、こう続けた。

「昨年は本当に悔しかった。今年はチャレンジする気持ちが大切という初心に帰ることができた。全日本で初心に帰りつつ、コロナ禍で試合ができない子たちにも夢や希望を与える試合ができるようにしたい。きちんと優勝して大きく変化を持つ意味のある全日本選手権にしていきたい」

 14、16年世界選手権連覇の女子形・清水希容(ミキハウス)は8連覇がかかる。「1年ぶりの試合で緊張感がある。稽古でやってきたことを発揮したい」と語った。日本武道館は五輪の会場。改修工事が終了し「明るさやいろんなものの場所が変わっていると想像しています。来年の五輪を見据えてしっかり舞台の感覚をつかみたい」とコメント。この日は27歳の誕生日を迎え「あっという間に27歳になった。五輪まで悔いなく過ごしたい」と誓った。

 世界選手権3連覇など圧倒的な実績を誇る男子形・喜友名諒(劉衛流龍鳳会)は、昨年大会で史上最多に並ぶ8連覇を達成。「今年は1月のプレミアリーグ・パリ大会以来の試合。コロナ禍でしたが、その中でつけてきた部分を全日本の舞台にぶつけて優勝したい」と前人未到の9連覇を誓った。日本武道館については「どんな景色なのか楽しみにしていますし、全日本が五輪の舞台だと思って頑張りたい」と心待ちにした。

 宮原美穂(帝京大職)は女子組手55キロ級で東京五輪代表に内定しているが、今大会は無差別で行われる。「しつこさとスピードで勝負して、下がらない組み手をしたい。小さい人にしかできない組み手をして全日本で初優勝したい」と力を込めた。

 今大会の予選は、スポーツエンターテイメントサイト「Player!!」にてライブ配信される。

(THE ANSWER編集部)


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