【名珍場面2020】「この球種はなに?」 韓国球界で生まれた“謎変化球”に米騒然「気持ち悪い球だ」
2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回は韓国プロ野球で投じられた“謎の変化球”。右打者から逃げながら沈み、空振りを奪った1球が米国で話題に。MLBでもお馴染みの名物セレブが7月に動画で公開すると、現地ファンからは「気持ちの悪い球だ」などの声が上がった。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―7月、韓国左腕の球種が米国で話題に
2020年も12月を迎えた。スポーツ界は新型コロナウイルスの影響を受けたが、感動を与えるスーパープレーから思わず笑う珍事まで、記憶に残るシーンも誕生。「名珍場面2020」と題し、今年を振り返る。今回は韓国プロ野球で投じられた“謎の変化球”。右打者から逃げながら沈み、空振りを奪った1球が米国で話題に。MLBでもお馴染みの名物セレブが7月に動画で公開すると、現地ファンからは「気持ちの悪い球だ」などの声が上がった。
斗山ベアーズの左腕ユ・ヒグァンが投じたボールに、多くの米ファンの視線が注がれた。縫い目に人差し指と中指をかけ、最後は中指だけで押し出すようにして投げた1球。強烈な回転が加わり、不規則に変化しながら右打者から逃げるように落ちながら地面すれすれでキャッチャーミットに。打者は体勢を崩しながらスイング。見事に空振りを奪った。
このボールに着目したのは、SNS上で投手を様々な形で分析し、現役メジャーリーガーや米メディアからもフォローされる名物セレブのロブ・フリードマン氏だった。“ピッチングニンジャ”の愛称でも知られる同氏は、自身のツイッターで「この球種はなに?」と投球の映像を紹介すると、600件を超えるコメントが集まるなど大いに盛り上がった。
「ストライクだ。それでいいじゃないか」
「俺のおじいちゃんはスクリューと言っていた」
「手が小さい人が投げるチェンジアップ」
「気持ち悪い球だ!」
「コントロールするのが難しそう」
「最後は中指だけだ。奇妙だ」
「これは『ボール球』というものだ。振ってはいけない!」
「チェンジアップとスクリューの合体版と呼んじゃだめかな?」
同氏は続けて「ちなみに76マイル(約122キロ)です。3人の大学投手に質問しましたが、3つの異なる回答が返ってきました」とツイート。実際の投手でも判断が難しい“謎変化球”だったようで、ツイッターのアンケートではスクリューを推す声が最多(37.5%)、続いてチェンジアップ(29.7%)、シンカー(25.7%)、その他(7.1%)となっていた。
動画は再生回数が43万回を超える大反響。今季は5月に開幕した韓国プロ野球で投じられた変化球は、MLBの開幕を待ちわびていた当時の米ファンの心をくすぐる1球だったようだ。
(THE ANSWER編集部)