メイウェザーが「2.28」東京Dで試合 新設興行で相手は未定「日本を楽しませたい」
ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏(米国)が16日、神奈川・横浜市内のホテルに集まった報道陣を前にリモート会見し、来年2月28日に東京ドームで新設の格闘技イベント「MEGA2021」に参戦することを発表した。対戦相手は未発表。リングに立つのは2018年大晦日以来1年2か月ぶり、日本では2度目となる。
メイウェザーがリモート会見で正式発表、2年2か月ぶりのリングはまたも日本
ボクシングの元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー氏(米国)が16日、神奈川・横浜市内のホテルに集まった報道陣を前にリモート会見し、来年2月28日に東京ドームで新設の格闘技イベント「MEGA2021」に参戦することを発表した。対戦相手は未発表。リングに立つのは2018年大晦日以来2年2か月ぶり、日本では2度目となる。
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イベント前の2月24日に44歳となるメイウェザーが「出場選手」として名を連ねた。世界中が最大級盛り上がるイベントを目指し、「MEGA」と冠された興行。主催のMEGA製作委員会はメイウェザーの相手だけでなく、その他のカードも「色々な格闘技団体のチャンピオンクラスの選手」にオファー予定という。
リモート会見に臨んだメイウェザーは「日本のファンの皆様、東京のファンの皆様、とにかくお礼を言いたい。自分のことを覚えてくれていてありがとう」とコメント。さらにこう続けた。
「今はどんな相手か見当はついていない。とにかく東京に行くのが楽しみだ。素晴らしい試合が組まれてきた場所なので、とにかく日本のファンを楽しませるために日本に行きたい。(対戦相手について)現在は世界がコロナ禍で目の前のことに忙しくてそんなに注目できていないけど、とにかく東京の文化や食べ物も好きなので、早く東京に行って何かできたらいい」
MEGA製作委員会の代表取締役で職務執行責任者の徳弘浩平氏は、WEBマーケティング事業を展開するトラストイン株式会社を運営。同社の商品にメイウェザーが広告として登場してきたが、徳弘氏は会見で「メイウェザー選手とコラボした健康食品事業で信頼関係を築き、日本でメイウェザー選手が試合をする機会を作れないかと考えて海外の協力も得たことでこのイベントの開催に至った。全ての契約にメイウェザー選手と締結済みです」と説明した。東京ドームでの格闘技イベントは15年ぶりになるという。
プロボクシングで50戦全勝の戦績を誇るメイウェザーは、2018年大晦日にさいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN.14」でキックボクシングの“神童”那須川天心(TARGET/Cygames)とエキシビションマッチで対戦。3分×3回のボクシングルールで初回2分19秒の圧勝劇を演じ、ファイトマネーは10億円と言われていた。那須川戦以来のリングは、2度目の日本となった。
日本で戦う理由について、メイウェザーは「日本は世界の中でも素晴らしい国。東京も素晴らしい街。日本の方をエンターテインメントで楽しませたい」と説明。今後のトレーニングについては「いつものようにたくさんトレーニングをして、努力をする。人々を楽しませる準備をしたい。前回日本でパフォーマンスをした時はそこまで練習してなくて体もだらしなかった。今回はしっかり準備したい」とした。
主催者はチケット販売、放送、その他対戦カードについては決定次第、随時発表を予定。適正な新型コロナウイルス対策を講じた上で開催し、収益の一部を医療従事者に寄付するとした。
◆フロイド・メイウェザー
1977年2月24日、米ミシガン州生まれ。アマチュア時代にアトランタ五輪で銅メダルを獲得。1996年10月にプロデビューすると、98年にWBC世界スーパーフェザー級王座獲得。2013年にWBC世界スーパーウェルター級王座を獲得し、史上初めて無敗で5階級制覇を達成した。戦績は50勝(27KO)。173センチ。
(THE ANSWER編集部)