正念場の48歳葛西紀明を独メディア特集 キャリア32年「別の時代から来た飛ぶ恐竜だ」
葛西が生き残った要因は「驚異の適応力」と分析
長年、トップであり続ける要因については「驚異の適応力」と指摘。「(用具などが)日々進歩していく競技にあって、カサイの最大の持ち味は適応力にある。それがあったからこそ30年間もW杯で戦えた」「V字型のジャンプスタイルにも、ビンディング(ブーツと板を止める金具)の改良にも適応した。こうした発展の中で脱落していった選手もいるが、カサイは生き残っていった」と分析している。
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さらに、記事では40歳を超えて以降の活躍ぶりも紹介した。14年ソチ五輪の個人ラージヒルで銀メダル、団体で銅メダルを獲得。14年11月のW杯で自らの持つ最年長V記録を更新する42歳176日で優勝。15年には240.5メートルの自己最長記録も更新したことを挙げ、「筋力の衰えを唯一無二の空中感覚でカバーしたのだ。W杯569試合出場は、今年5月にギネス記録となった」と伝えている。
北京五輪プレシーズンの今季は全日本スキー連盟の強化指定から外れて迎えたが、国内戦で復調を期し、9度目となる五輪出場を目指して飛び続けている。W杯のメンバー外が海外メディアにニュースとして取り上げられるのも葛西の存在感の大きさの裏返し。「フライング・ザウルス」と評された48歳が再び輝きを放つことを楽しみに待ちたい。
(THE ANSWER編集部)