ダルビッシュが快挙!? 「最も惑わせた投球賞」選出で米反響「これはルール的にOK?」
米大リーグのカブス・ダルビッシュ有投手は注目されたサイ・ヤング賞は2位となり、惜しくも日本人初の受賞は逃した。しかし、今季演じたあるシーンが意外な“賞”を受賞。「これがボークじゃないのが凄い」「これはルール的にOKなの?」などと米国で反響を呼んでいる。
名物セレブの「ピッチングニンジャ・アワード」で8月のある投球が受賞
米大リーグのカブス・ダルビッシュ有投手は注目されたサイ・ヤング賞は2位となり、惜しくも日本人初の受賞は逃した。しかし、今季演じたあるシーンが意外な“賞”を受賞。「これがボークじゃないのが凄い」「これはルール的にOKなの?」などと米国で反響を呼んでいる。
ダルビッシュを表彰したのは「ピッチングニンジャ」の愛称で知られ、独自の投球分析動画を投稿、ダルビッシュら多くの選手にツイッターでフォローされている名物セレブ、ロブ・フリードマン氏。12日から自身のツイッターで「ピッチングニンジャ・アワード」と題し、独自の表彰を展開した。それも「コロナ禍のダグアウトで最高の癇癪賞」「野手による年間最優秀投球」「三振後の気取った歩き方賞」とユニークなものばかりだ。
その中で、ダルビッシュが選出されたのは8月29日の敵地レッズ戦のダブルヘッダー第1試合の出来事。その4回無死一塁だった。1ストライクからガルビスへの2球目、投球モーションに入ると足元付近に何か落ちた。よく見るとグラブだ。しかし、ダルビッシュはモーションを止めることなく、左手は素手のまま、スプリットを投じた。アクシデントにも関わらず、外角の際どいコースにコントロールされ、ファウルに。本人は思わず苦笑いだ。
当時は米記者に「ダルビッシュの最新球種:ザ・グローバー」などと報じられ、話題を呼んだ一幕。この試合は6回無失点の好投で白星を手にしているが、フリードマン氏は当時の映像とともに「2020年ピッチングニンジャ・アワード、打者を最も惑わせた投球賞。勝者:ユウ・ダルビッシュのグラブレス・スプリッター」と命名し、表彰した。
これには米ファンも「最も凄い部分は、これに邪魔されずストライクに投げているところ」「これはわざとだ!!」「こんなことどうすれば起きるんだ?」「これがボークじゃないのが凄い」「純粋に聞きたいんだけど…これはルール的にOKなの?」などと改めて驚いた様子。なお、ダルビッシュは昨年に1球で打者、捕手、球審に直撃した投球も“珍死球”として受賞しており、それに続く栄誉となった。
(THE ANSWER編集部)