13歳アカチエワ、史上初偉業にも反省忘れず 後半の転倒は「嬉しくて緩んでしまった」
フィギュアスケートのロシア杯第4戦は12日、ジュニア女子フリーで13歳ソフィア・アカチエワが151.32点をマークし、合計231.44点で優勝。2本の4回転ジャンプと3回転アクセルに成功し、女子では史上初の快挙を達成した。自身はフリーの演技を振り返り「とても嬉しかった」と言いつつも、転倒した後半の悔しさも覗かせている。母国メディアが報じている。
女子初の「4回転2本+3A」成功、本人は後半の転倒を反省
フィギュアスケートのロシア杯第4戦は12日、ジュニア女子フリーで13歳ソフィア・アカチエワが151.32点をマークし、合計231.44点で優勝。2本の4回転ジャンプと3回転アクセルに成功し、女子史上初の快挙を達成した。自身はフリーの演技を振り返り「とても嬉しかった」と言いつつも、転倒した後半の悔しさも覗かせている。母国メディアが報じている。
紫の衣装をまとった13歳の少女が歴史を作った。演技が始まれば、あどけなさとは無縁。冒頭で4回転―2回転の連続トウループに成功。2本目のジャンプでも高い4回転トウループを完璧に着氷。そして続けたのが3回転アクセルだ。何とかこらえきって成功させた。
演技の前半だけで高難度ジャンプを3本連続で成功。ISU公認大会ではないが、1つのプログラムで4回転と3回転アクセルを跳ぶのは、アリサ・リウ(米国)に続き史上2人目。2本の4回転と3回転アクセルを跳ぶのは女子では史上初の快挙だった。
2位に30点差以上つけて優勝した天才少女。歴史的な偉業に母国メディアでは賛辞が上がっていたが、本人も満足げに振り返っているようだ。
ロシアメディア「Sport24」ではフリー後の本人のコメントを伝えている。「後半部分の滑りは良くなかったです。前半部分ですべての高難度のジャンプを成功させることができたのはとても嬉しい。前半部分に関してはたくさん練習を積みました。だから後半部分で、すべてがうまく行った訳ではなかったと思います」と転倒のあった後半には少し悔しさも覗かせていたが、素直に「嬉しい」と明かしている。