四大大会のシード数が19年から「16」へ半減 初戦で「錦織VSフェデラー」も?
テニスのグランドスラム(GS)委員会は21日、2019年から同大会のシード数を現行の「32」から「16」に削減することで合意した。このフォーマットに当てはめた場合、右手首の故障でツアーを欠場し、世界ランク22位となった錦織圭(日清食品)はシードにならず、初戦から猛者と戦わなければならない。GSの勢力図を大きく変える可能性もあるシード権の半減について、世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(スイス)は独自の見解を示している。米経済紙「フォーブス」が報じた。
シード数が「32」から「16」へ変更…フェデラーは歓迎「興味深いところ」
テニスのグランドスラム(GS)委員会は21日、2019年から同大会のシード数を現行の「32」から「16」に削減することで合意した。このフォーマットに当てはめた場合、右手首の故障でツアーを欠場し、世界ランク22位となった錦織圭(日清食品)はシードにならず、初戦から猛者と戦わなければならない。GSの勢力図を大きく変える可能性もあるシード権の半減について、世界ランキング2位のロジャー・フェデラー(スイス)は独自の見解を示している。米経済紙「フォーブス」が報じた。
GSのシード数が16となれば、2001年以来のこと。これにより、ランキング上位のスター同士が4回戦前に激突する機会が増加し、四大大会の熱気を高める効果が見込めるだろう。
記事によれば、この制度変更についてGS優勝19回を誇るフェデラーは、「自分が初めて優勝を経験した頃の、元に戻ったようだね。16シード制になることはたしかに興味深いところだ。32シード制には問題があったよ。マスターズ1000のイベントでは、不戦勝になるシード選手が8人もいたぐらいなんだからね」と話したという。
今季全豪オープンとウィンブルドンで優勝を飾ったフェデラーは、制度改正を歓迎しているようだ。