井上尚弥、次戦は「2月か3月」とアラム氏明言 カシメロ戦実現には懐疑的な見解も
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。“聖地”デビュー戦で改めて強さを証明した井上。注目の次戦についてプロモートするトップランク社のボブ・アラム氏はWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦の可能性に触れ、有観客での開催となることを示唆している。
カシメロとの対戦に「可能性は大いにある」としつつも…
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が31日(日本時間11月1日)、米ラスベガスでWBO同級1位ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に7回2分59秒KO勝ちした。“聖地”デビュー戦で改めて強さを証明した井上。注目の次戦についてプロモートするトップランク社のボブ・アラム氏はWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦の可能性に触れ、有観客での開催となることを示唆している。
井上は7ラウンドに鮮やかな右カウンター一閃。マロニーを豪快に倒し切った。終わったばかりなのに次の試合がもう見たい。井上の試合を組むアラム氏の注目発言を伝えているのはフィリピンの一般紙「ビジネスミラー」だ。
同紙の国際電話でのインタビューに応じたアラム氏は、日本側のプロモーターと2月か3月の開催を目指して話し合っていることを明かし、注目の相手については「カシメロが(イノウエの)次の対戦相手になる可能性は大いにある」と語っている。
一方で同氏は「(カシメロが)2月、3月にできないのであれば、それがイノウエの次戦だ。彼が試合の準備ができているのであれば、間違いなく試合を検討する」とも続け、対戦実現はカシメロの準備の状況次第だとしている。また、記事では観客制限を設ける中で統一戦を行う可能性も示唆している。
井上自身は12月に行われるWBC王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)とノニト・ドネア(フィリピン)戦の勝者も含め、統一戦を行いたい意向を持っている。
カシメロは井上の勝利直後にフェイスブック上で早速挑発を開始。「彼らはお前が強いと言ったが、お前は相手を傷つけることさえできない」「亀が魚(マロニー)を捕まえるのに長い時間かかった。お互いに海に住んでいる、弱い生き物だ」などと記していたが、対戦実現のカギを握っているのはカシメロ自身になるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)