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ラグビー選手は優しい 女子高生が届けた「迷い犬」を巡る結末が話題「親切の連鎖」

ラグビー選手たちの「迷い犬」を巡る心優しい行動が話題を呼んでいる。

パナソニックの堀江翔太(左)と稲垣啓太【写真:荒川祐史、宮内宏哉】
パナソニックの堀江翔太(左)と稲垣啓太【写真:荒川祐史、宮内宏哉】

パナソニック選手が保護、散歩など奮闘…堀江「ほんまに称えなあかんのは女子高生」

 ラグビー選手たちの「迷い犬」を巡る心優しい行動が話題を呼んでいる。

 きっかけは22日午前9時過ぎ。トップリーグ・パナソニックの日本代表PR稲垣啓太のツイートだった。段ボールに入れられた可愛らしいトイプードルの写真とともに「Panasonicラグビー場にて脱走したと見られるトイプードルを保護しております。心当たりある方はいらっしゃいますでしょうか?」と呼びかけ、拠点のパナソニックの練習場の住所を記した。

 フォロワー21万人の「笑わない男」の呼びかけに続き、同僚の日本代表HO堀江翔太も「迷い犬、ワイルドナイツのクラブハウスで預かってます!」と写真付きでツイート。飼い主探しに加わり、2人の投稿は瞬く間にリツイートで拡散された。

 ここから堀江は状況と逐一報告。「とりあえず餌あげた」と餌を食べている様子を投稿し、次は犬用のゲージに入った姿も公開。ちょうどクラブハウスにあったのかと思いきや「なんやかんや買わされた。笑」と記し、堀江が購入したようだ。さらには「散歩めちゃ大事らしい。経験者はやっぱちゃうな。散歩はまかした」と投稿。選手2人が散歩に連れて行く様子も報告した。

 その後、夕方にはマイクロチップが犬についていることが分かったことを明かし、23日には飼い主が見つかる見通しになったことを報告。ただ、これで終わらない。夜には堀江の自宅とみられる室内でくつろぐ犬を公開。「人のソファーでめちゃくつろぐやん。笑 明日には飼い主にあえるなー。よかったよかった」と茶目っ気たっぷりに報告した。

 飼い主探しの呼びかけ、餌やり、ゲージの購入から散歩、さらに自宅での一時保護まで買って出た選手たち。ここまでの様子がネットニュースになり、多くのファンから称賛を浴びることになった。

 しかし、翌23日朝に堀江は「でもほんまに称えなあかんのは、車に轢かれそうになってたこの犬を、通学途中に自転車から降りて、助けて、僕らに預けてくれた、女子高生」とツイート。「迷い犬」を預かるまでの経緯を明かし、「ほんまは面倒みたかったと思うんやけど、学校あるから、僕らにたくした。この子素晴らしい」と犬を助け、届け出た“真のヒーロー”を称えた。

 結局、この日の午前10時過ぎに「無事にあの犬は飼い主のとこに帰って行きました!」と報告。「ええ経験できたわー! ありがとう! 犬!」と記した一方で「引き渡しの時、いなかったから、名前がわからへん。なんやったんやろ?」と最後まで名前は分からずしまいだったと明かした。

 堀江の投稿には「親切の連鎖に心が温かくなりました」「堀江さんやパナソニックの皆さん 助けてくれた女子高生さん 皆さんに幸あれ」「チームの皆さんのやさしさが伝わって来ました」などの声が相次ぎ、“ワンチーム”で迷い犬を救った行動にファンもほっこりとしていた。

(THE ANSWER編集部)

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