今季テニス界の名勝負は? 2017年を英紙総括 1位はやっぱり“あの黄金対決”
シャラポワ復帰で名勝負、男子トップ選手は続々離脱…来季のテニス界はどうなる?
また、記事では女子3試合を選出。うち2試合は禁止薬物問題による出場停止処分が明けたマリア・シャラポワ(ロシア)絡みだった。
1つ目は復帰直後の5月のマドリードオープン2回戦、ウージニー・ブシャール(カナダ)に敗れた試合。「彼女はペテン師」と痛烈批判してきた「妖精2世」との対決で話題を呼んだ。2つ目は全米オープン1回戦、第2シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)をフルセットの末に撃破した試合。ブーイングなど逆風が吹く1年だったが、元世界1位の能力は健在と評価されたようだ。
今シーズンを振り返るにあたり、アンディ・マレー(英国)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、スタン・ワウリンカ(スイス)と負傷離脱者が続出したことにも触れ、「過密日程が討論の対象になり、スケジュール自体にも問題があるが、年齢面がシンプルな要素でなおかつオーバートレーニングもその1つだろう」と記している。
来季については彼らをはじめ、女子では今年9月に出産したセリーナ・ウィリアムズ(米国)が戦線復帰することを予想。この面々に錦織圭(日清食品)の名がなかったとはいえ、トップオブトップが戻り、フェデラー&ナダルに再び挑む構図は、世界をまたテニス熱で包みそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer