今季テニス界の名勝負は? 2017年を英紙総括 1位はやっぱり“あの黄金対決”
ATPツアーファイナルはグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)の初優勝で幕を閉じ、2017シーズンの全日程を終了した。これを受け、英紙「デイリー・メール」は今季のテニス界を総括し、男子のベストマッチに1月の全豪オープン決勝のロジャー・フェデラー(スイス)―ラファエル・ナダル(スペイン)を挙げている。
王者、帝王、妖精…“復活”の今季テニス界を英紙特集、男女ベストマッチ選出
ATPツアーファイナルはグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)の初優勝で幕を閉じ、2017シーズンの全日程を終了した。これを受け、英紙「デイリー・メール」は今季のテニス界を総括し、男子のベストマッチに1月の全豪オープン決勝のロジャー・フェデラー(スイス)―ラファエル・ナダル(スペイン)を挙げている。
企画では男女のベストマッチを選出。まず、男子では2017年に復活を遂げた両者の戦いをプレーバック。「全豪オープンで見せたフェデラーとナダルの5セットに渡るスリリングな試合は、このシーズンの動向を決定づけただけでなく、この試合同様に素晴らしいものとなっていくことを証明した」と、グランドスラムを2冠ずつ分け合った2人のレジェンドの見せた攻防を称えた。
試合は6-4、3-6、6-1、3-6とフェデラーがリードすれば、すぐさまナダルが奪い返す展開。しかし、最後は6-3で最終セットをフェデラーがモノにし、7年ぶりの全豪王者に輝いた。
3時間37分の死闘を戦い抜き、歴代最多のグランドスラム18勝目を挙げた当時のフェデラー。「4、5か月前は、ここで僕らがファイナルを戦うなんてお互い考えもしなかっただろう。テニスはタフなスポーツ。引き分けが存在しないんだ。でも、もしも、それがあるとするなら、僕は喜んで受け入れたい。ラファと分かち合いたいんだ」と名言を残し、世界に感動を呼んでいた。