レブロン、逆転逃す土壇場の“判断ミス”に米賛否「味方を信じたことが最大のミス」
米プロバスケットボール(NBA)は9日(日本時間10日)にプレーオフ・ファイナル第5戦が行われ、レイカーズはヒートに108-111で敗れて対戦成績を3勝2敗とした。土壇場の場面でレブロン・ジェームズ(米国)が下した判断が海外で議論の的に。実際の動画を米メディアが公開すると、「レブロンが史上最高である理由」「味方を信じたことが最大のミス」と賛否の声が上がっている。
レイカーズは逆転ならず、最後にパスを選んだレブロンに賛否の声
米プロバスケットボール(NBA)は9日(日本時間10日)にプレーオフ・ファイナル第5戦が行われ、レイカーズはヒートに108-111で敗れて対戦成績を3勝2敗とした。土壇場の場面でレブロン・ジェームズ(米国)が下した判断が海外で議論の的に。実際の動画を米メディアが公開すると、「レブロンが史上最高である理由」「味方を信じたことが最大のミス」と賛否の声が上がっている。
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最終クオーターの残り16.8秒。108-109のわずか1点差、最後の攻撃で決めれば逆転の場面だ。右サイドから出されたボールをハーフライン付近で受けたのがレブロンだった。相手ディフェンスと1on1。ドライブでエリア内に切り込み、レイアップへ。しかし、ディフェンス3人に詰め寄られ、シュートコースがなくなったように見える。ここでレブロンは後方でドフリーのダニー・グリーンにパスをしたのだ。
グリーンが残り9秒で放った運命の3ポイントシュート。しかし、無情にもリングに弾かれてしまった。レイカーズはこぼれ球を手にしたが、繋げられずに敗戦。コート上のメンバーは立ち尽くすしかなかった。米スポーツ専門局「ESPN」の公式ツイッターは土壇場の攻防の動画を公開。レブロンが自分でシュートを打たずにパスを選択したことに対し、海外では賛否両論が渦巻いている。
ワシントンポスト紙でNBA担当を務めるベン・ゴリバー記者は、試合後のレブロンのコメントをこう紹介した。
「フリースローラインより奥にいる2人のディフェンダーを引き付けることができて、味方のシューターの一人(グリーン)を見つけることもできた……優勝に向けてドフリーで3Pシュートを打てる選手を、だ。俺はあいつを信じた……あいつがもう一度打てればと悔やんでいることはわかっている。自分もいいパスが出せればと悔しい。それだけのことさ」