羽生結弦は「比類なき存在」 コーチが信じる復活プラン「4回転ルッツさえ不必要」
「任務完了さ!」…4回転ルッツに初成功「あれは重大なチェックポイントだった」
しかし、5連覇がかかっていたGPファイナルに教え子を送り出せないことは無念なようだ。
「ファイナルには間違いなく出場しない。実際、ハビ、ユヅ、どちらもだ。私がコーチになってから、自分のスケーターがGPに出場しないという経験は今回が初めてだ! 残念だよ。ファイナルは常に楽しみなものだ。世界のトップ選手が顔をそろえるほど、素晴らしい大会なんだからね」
羽生は今季、フリーで4回転ルッツを導入。GP初戦のロシア杯で初成功していた。王者でありながら、圧倒的に勝ちたいとの思いを持つ平昌五輪へ挑戦をやめなかった。
「今季、ユヅは4回転ルッツを捕らえた。何度か練習に励んでいた技だ。ロステレコム(ロシア杯)で初めて披露した。あれは重大なチェックポイントだったよ。任務完了さ!」
現在のスケート界で最難関とされる4回転ルッツを成功したことで「任務完了」と表現し、一定の区切りになったとみているようだ。ただ、ジャンプも含め、圧倒的な質の高さを誇っており、4回転の本数にこだわらずとも、五輪連覇は可能とみる向きも多い。
オーサー氏自身も、そうした考えを持っているようだ。今後のジャンプのプランをこう明かしている。