21歳田中希実、800mは4位 1500mとの二冠達成ならず、川田朱夏が初優勝
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権最終日が3日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子800メートル決勝では21歳の田中希実(豊田織機TC)は2分4秒76で4位だった。日本記録を持つ2日の1500メートルと合わせて二冠を狙ったが、最後に力尽きた。川田朱夏(東大阪大)が2分3秒54で優勝した。
日本選手権最終日
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権最終日が3日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、女子800メートル決勝では21歳の田中希実(豊田織機TC)は2分4秒76で4位だった。日本記録を持つ2日の1500メートルと合わせて二冠を狙ったが、最後に力尽きた。川田朱夏(東大阪大)が2分3秒54で優勝した。
田中は最後方の位置でレースを進め、1周目の後半で一気に先頭集団に。2周目に入ったところで先頭に立ったが、最後はやや失速。4位に終わった。
田中の本命は5000メートルだが、7月に3000メートル(非五輪種目)で8分41秒35をマークし、福士加代子が保持していた日本記録を18年ぶりに塗り替えると、8月にも1500メートルで14年ぶりの日本新となる4分5秒27を記録。前日2日の1500メートル決勝では4分10秒21で初の日本一に輝いていた。
母・千洋さんは北海道マラソン優勝を誇る市民ランナー。コーチを務める父・健智さんも元実業団選手だ。兵庫・西脇工高を経て同志社大に進学し、昨年世界選手権5000メートルは14位だった。