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全仏で“超長時間試合”頻発 タイブレーク有無に海外議論「テニスの一部」「危険」

テニスの4大大会、全仏オープンで頻発している“超長時間試合”が注目を集めている。現地時間1日には男子シングルス2回戦、世界ランク11位デニス・シャポバロフ(カナダ)―101位のロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン)の一戦が5時間超え。同9月28日に行われた1回戦では6時間超えの試合も発生した。最終セットにタイブレークを設けない全仏ならではの大激戦だが、ATPは公式SNS上でこのルールの是非についてファンに質問。海外からは「長いのもテニスの一部」「選手たちにとっては危険」などと賛否の声が上がっている。

男子シングルス1回戦で6時間5分の死闘を制したロレンツォ・ジュスティーノ【写真:AP】
男子シングルス1回戦で6時間5分の死闘を制したロレンツォ・ジュスティーノ【写真:AP】

全仏の“タイブレークなし”についてATPがファンに問いかけ

 テニスの4大大会、全仏オープンで頻発している“超長時間試合”が注目を集めている。現地時間1日には男子シングルス2回戦、世界ランク11位デニス・シャポバロフ(カナダ)―101位のロベルト・カルバレス・バエナ(スペイン)の一戦が5時間超え。同9月28日に行われた1回戦では6時間超えの試合も発生した。最終セットにタイブレークを設けない全仏ならではの大激戦だが、ATPは公式SNS上でこのルールの是非についてファンに質問。海外からは「長いのもテニスの一部」「選手たちにとっては危険」などと賛否の声が上がっている。

 是か非か。全仏では連日死闘が繰り広げられている。シャポバロフとカルバレス・バエナの一戦は5時間に及んだ。さらに28日の1回戦、ロレンツォ・ジュスティーノ(イタリア)―コランタン・ムーテ(フランス)の試合はなんと6時間5分を記録。両者は第5セットだけで34ゲームをプレーした。

 他にも、同27日のフアン・イグナシオ・ロンデロ―フェデリコ・デルボニス(ともにアルゼンチン)戦は4時間54分、ユーリ・ロディオノフ(オーストリア)―ジェレミー・シャルディー(フランス)戦は4時間36分、同29日のテニーズ・サンドグレン(米国)―ホベルト・ホルカシュ(ポーランド)戦は4時間31分と長時間の激戦が頻発している。

 この事態に、ATP公式ツイッターはこれら5試合の試合時間を紹介し、「全仏オープンのタイブレークのない第5セット。賛成? それとも反対?」とつづってファンに問いかけた。海外ファンからは「長く観戦出来て嬉しい。長いのもテニスの一部」「これこそグランドスラムのトーナメント!」「ソフトになる必要はない。これは戦いなんだ」「テニス好きとしては賛成」などと肯定的な意見が上がった。

 しかし、その一方で「観戦する方は面白いかもしれないけど、現在の天候なども考えれば選手たちにとっては危険だ」「テニスは大好きだけど、選手たちが苦しむよね」「タイブレークにもドラマがあるんだ!」「そろそろタイブレークを導入する時間だ」などと否定的な意見も見られた。

 全仏オープンは4大大会で唯一最終セットのタイブレークを設けていない。明日3回戦に挑むカルバレス・バエナを除き、死闘を勝ち抜いた4選手はいずれも次のラウンドで敗退している。今後のルール変更はあるだろうか。

(THE ANSWER編集部)


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