「日本から米国のルースになるのか」― 大谷翔平、米国が見た「未曾有」の可能性
「日本のルースが米国のルースになるのか」―注目の起用方針、レ軍GMは「二刀流可能」
「彼がどの球団と契約しようとも、世界で最も有望なプロスペクトの獲得へ向けて白熱することだろう。日本のベーブ・ルースがアメリカのベーブ・ルースになるのか、それともウェス・フェレルなのか、ブルックス・キーシュニックなのか、その行く末はまだわからない」
投手としての最多本塁打記録を持つフェレル、21世紀唯一の二刀流選手のキーシュニックを引き合いに出しながら、大谷の二刀流の継続について注目。日本でも日本ハム1年目は不可能とみられ、批判も多かったが、MLB公式サイトによれば、メジャーのGMも二刀流は可能という見解を示している。
レンジャーズのダニエルズGMは「肉体面でも精神面でもスキルが必要になる。健康であることや(疲労からの)回復も含めてね。だけど、そうだね、(二刀流は)可能であると思う…」と話したという。
一方、マリナーズのディポトGMは「彼は信じられない才能の選手だ。他の29球団同様に、彼のスカウティングを行っている。ユニークなスキルが備わっており、それが故に大きな注目を集めているのだろう」とポテンシャルを分析している。
当初は花巻東高から直接、メジャーを目指したが、5年遅れで実現した挑戦。いったい、どこの球団に行くのか。そして、その球団で二刀流は継続されるのか。米国でも大谷の上陸を固唾をのんで見守っている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer