「日本から米国のルースになるのか」― 大谷翔平、米国が見た「未曾有」の可能性
日本ハム・大谷翔平投手は、ポスティングシステムを利用し、来季から米大リーグを目指すことを表明した。現行制度では大型契約は難しくても、「金」より「夢」を選び、23歳というタイミングで決断。日本プロ野球が生み出した“二刀流”の挑戦を、米国はどう見ているのか。
23歳でメジャー挑戦決断、米メディア、球団GMらが見た「OHTANI」の可能性
日本ハム・大谷翔平投手は、ポスティングシステムを利用し、来季から米大リーグを目指すことを表明した。現行制度では大型契約は難しくても、「金」より「夢」を選び、23歳というタイミングで決断。日本プロ野球が生み出した“二刀流”の挑戦を、米国はどう見ているのか。
11月11日午前11時に開かれたメジャー挑戦会見。正式な意思の表明により、米球界も一気に「OHTANI」報道が過熱し始めた。
MLB公式サイトは会見を受けて特集を掲載。「野球界の歴史においてユニークかつ未曾有の実力を備えた存在」と日本からやってくる希代のタレントを紹介し、本人の会見コメントも掲載。昨年11月に合意された大リーグの新労使協定により、25歳未満の国外選手との契約に使える金額は抑えられるが、「金」より「夢」を選んだ青年の決断を、こう報じている。
「もしかすると、日本球界からの挑戦者で最も有望なスター選手であるかもしれないオオタニにとって、向上し続けたいという思いがモチベーションになっている。MLBは実力を磨く上で最良の場所であると考えているようだ」
イチ野球選手として、飽くなき向上心を持った大谷の精神を分析している。一方、米スポーツ専門局「ESPN」は、今オフのFA市場について「日本球界屈指のスター・オオタニの登場で盛り上がりを見せている」と評し、“大谷狂騒曲”の行方をこう占っている。