大坂なおみ、タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に 推薦者は「意志の力」称賛
女子テニスの4大大会・全米オープンで優勝した大坂なおみ(日清食品)が、伝統ある米国のニュース誌「タイム」が選出する「世界で最も影響力のある100人」に名を連ねた。推薦文では「彼女の支配的なコート内でのパフォーマンスを他の物語に織り込んだ美しさに、私は刺激を受けた」などと称賛されている。
2年連続の選出、他競技のスーパースターが推薦「刺激を受けた」
女子テニスの4大大会・全米オープンで優勝した大坂なおみ(日清食品)が、伝統ある米国のニュース誌「タイム」が選出する「世界で最も影響力のある100人」に名を連ねた。推薦文では「彼女の支配的なコート内でのパフォーマンスを他の物語に織り込んだ美しさに、私は刺激を受けた」などと称賛されている。
推薦文はWNBAのスーパースター、マヤ・ムーアが執筆。「全米オープンでプレーするナオミ・オオサカを見ていて、彼女の支配的なコート内でのパフォーマンスを他の物語に織り込んだ美しさに、私は刺激を受けた」とつづっている。
ムーアは「信じて。これは簡単なことじゃないんです。信じられないほどの集中力、勇気、彼女のやり方へ彼女自身を導く意志の力が必要なんです。才能、影響力、プラットフォームを使って、黒人たちの命の尊さを称えた」などと称賛している。全米オープンで2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂は、人種差別に抗議するため、計7枚の黒いマスクをつけて登場していた。
加えて「彼女は、愛を与えることから我々を妨げる言い訳に対し、抵抗できることを思い出させてくれます。私たちがどんなパワーを持っていようと、そのパワーに最も意味を持たせられる方法は、ほかの人々を支え、身を起させることです。特に自分たちとは異なる人々を」とつづられている。
今回の「世界で最も影響力のある100人」には、米国のドナルド・トランプ大統領や米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長を務めるアンソニー・ファウチ氏の他、日本人ではジャーナリストの伊藤詩織さんも選出されている。大坂は昨年に続き、2年連続での選出となった。
(THE ANSWER編集部)