20歳古江彩佳、“プロ初V”を「邪魔していた」もの アマ優勝時との精神的違いとは
女子ゴルフの国内ツアー、デサントレディース東海クラシック最終日が20日、新南愛知CC美浜C(6456ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位で出たプラチナ世代の古江彩佳(フリー)は68で回り、通算15アンダー。東浩子(加賀電子)とのプレーオフを制し、プロ転向後、初優勝を成し遂げた。昨年10月に史上7人目のアマチュア優勝を果たしているが、今大会は「後半少し緊張して体も動かなくなってきた」と独特の重圧を感じた1戦だったようだ。
デサントレディース東海クラシック、プロ転向後の初優勝
女子ゴルフの国内ツアー、デサントレディース東海クラシック最終日が20日、新南愛知CC美浜C(6456ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位で出たプラチナ世代の古江彩佳(フリー)は68で回り、通算15アンダー。東浩子(加賀電子)とのプレーオフを制し、プロ転向後、初優勝を成し遂げた。昨年10月に史上7人目のアマチュア優勝を果たしているが、今大会は「後半少し緊張して体も動かなくなってきた」と独特の重圧を感じた1戦だったようだ。
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プロという立場を実感した試合だった。ホールアウト後、オンライン会見に臨んだ古江は「前半はすごく楽しめたが、後半少し緊張して体も動かなくなってきた感じがした」と吐露。3日間ボギーなしだったが、最終日の後半は重圧と戦っていたことを明かした。
昨年10月の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を達成。当時との違いについて「今回は後半から緊張が始まってて、緊張バクバクではないけど、体が動かないというのがあった。そこがプロとして変わったところかなと」と表現した。
東と並び、11アンダーの首位で迎えた最終日。「守らなきゃいけないけど攻めなきゃいけないという間の気持ちの状況で、攻めたいけど守りも必要というのが邪魔をしていた」と自身の精神状況を説明したが、プレーオフでは吹っ切れた。2打目でピンそば約30センチに付けて東に勝利。「プレーオフは攻めるしかないと思えた。それがショットに活きたのかなと思います」と話した。
安田祐香(NEC)ら2000年度生まれの「プラチナ世代」の一人。同世代ではプロ転向後、初めての優勝者となった。渋野日向子らの“黄金世代”や、19歳で今季2勝を挙げている笹生優花ら、実力ある若手が競い合う女子ゴルフ界。そんな中でも「周りのことは考えず、ほかの人が優勝したら優勝した時。自分との闘いかなと」と揺るぎない。20歳の古江は、プロ初Vでさらに成長しそうだ。
(THE ANSWER編集部)