14歳ワリエワ、懐疑的な目線一蹴 “飛び級”に露絶賛「天賦の才」「存在感失わない」
フィギュアスケートのロシア勢が恒例の「テスト滑走会」を12、13日に行い、有力選手が今季のプログラムをお披露目した。ジュニアから“飛び級”で参加した14歳カミラ・ワリエワの滑りを現地メディアは称賛。「ロシア代表の認知されたリーダーたちに囲まれても存在感を失うことはなかった」などと評価している。
14歳ながらシニアの「テスト滑走会」に参加して快演
フィギュアスケートのロシア勢が恒例の「テスト滑走会」を12、13日に行い、有力選手が今季のプログラムをお披露目した。ジュニアから“飛び級”で参加した14歳カミラ・ワリエワの滑りを現地メディアは称賛。「ロシア代表の認知されたリーダーたちに囲まれても存在感を失うことはなかった」などと評価している。
ロシアメディア「ビジネス・ガゼッタ・ルー」は、「トゥトベリーゼ氏はワリエワに期待をかける? カザンのスケーターがシーズンのスタートでベストになった」との見出しで記事を掲載。テストスケートでワリエワが見事な滑りを披露したことを伝えている。
記事では14歳のワリエワが“飛び級”でテストスケートに参加したことについて、新型コロナの影響によりジュニアのGPシリーズが中止となったことなどが背景にあると言及。「ワリエワにとって試合がない状態にならないように、彼女のコーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏は本来より1年早く、14歳のワリエワをシニアで演技させる決断をした」と説明している。
同メディアはワリエワについて「カザンでキャリアを始めたフィギュアスケート界における若き天賦の才だ」としながら、「ワリエワがシニア選手とともにテストスケートに出場する事実に対しては懐疑的な態度がとられた。多くの人がジュニア選手の成長を急がせる必要性と彼女の特別なステータスが分からなかった」と参加を疑問視する声も少なくなかったと伝えている。